久里浜だより25

■今日は千葉県立野田養護学校長の中坪晃一先生の『作業学習の指導』と淑徳大学教授の宇佐川浩先生の『認知の発達と障害』でした。千葉県を二分する…という組み合わせなんだそうですが、研修員たちは「いいとこ取りをしたらいい」と、いたって冷静です。
■宇佐川先生の講義はすばらしかったです。レジメの冒頭を引用します。
■「淑徳大学発達臨床研究センターの障害幼児にたいする長年の臨床活動からは、発達障害児の認知発達そのものを中核にすえて発達臨床を展開していくことが、もっとも本質的な発達支援活動になりうると捉えられている。ここではこれまでの臨床的研究をもとに、認知発達とその臨床方法論について考えてみよう。」
■宇佐川先生の講義は前々から楽しみにしていました。ビデオもたくさん見せていただいて、3時間があっという間もないくらいすぐに過ぎてしまいました。そして、レジメが自分の言葉で書かれていることに感銘を受けました。
■夏に淑徳大学発達臨床研修セミナーが開かれます。6月中なら参加できそうとのことです。案内は届いているかと思いますが、もしまだでしたらお送りします。同セミナーの概要をお知らせします。
■第25回淑徳大学臨床研修セミナー
期 日:2000年8月4日(金)~5日(土)
テーマ:障害児の発達臨床における対人関係論の再考
会 場:淑徳大学(千葉市)
定 員:500名
参加費:3000円
内 容:
8月4日(金)
事例研究1「初期段階の子どもの発達過程~臨床像の異なる2事例の検討~」
(淑徳大学大学院:池畑 美恵子)
事例研究2「発達障害児の音楽療法における対人関係の変化について」
(日本臨床心理研究所:薬師神 彩)
講演「太田ステージの視点からみた対人関係」
(東京大学医学部付属病院精神神経科:染谷利一)
講演「感覚と運動の高次化の視点からみた対人関係」
(淑徳大学発達臨床研究センター:宇佐川 浩)
8月5日(土)
事例研究3「自閉傾向幼児の対人関係とコミュニケーションの発達過程」
(淑徳大学発達臨床研究センター:阿部 秀樹・小倉美紀)
講演「動作法の視点からみた対人関係」
(文京大学:今野義孝)
シンポジウム「障害児の発達臨床における対人関係論の再考」
(パネラー:染谷利一・今野 義孝・宇佐川 浩 /司会:金子保)
■開催案内(申し込み用紙)がご入用の方はお知らせください。ディズニーランドも近いよ!

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