月別アーカイブ: 2003年3月

7000番!

■7000番を自分で踏んでしまいました。いつも訪れてくださっているみなさん、ごめんなさいm(-_-)m
■春休みのポコ・ア・ポコ スプリングセッションの日程が決まったのは24日、出勤と出張が決まらないと研修の組みようがありません。私はポコ・ア・ポコ・モードで常連のみなさんに連絡をしたところ、「春休みはしないと思ってたからデイサービスを入れてしまった」と聞いてひたすら謝りました。仕事してポコ・ア・ポコのご案内をアップして、ふと気づけば午前4時、夜が明けると泊り勤務の長ーい一日が始まるという毎度のハードな学期末でした。
■ポコ・ア・ポコ スプリングセッションの最初の2日が終わりました。今回はミュージック・ケアのプログラムを中心に組み立てています。私自身が勉強させてもらっていることを実感しています。お子さんを参加させていただいているご家庭にはただただ感謝しています。このスプリングセッションを一区切りにして、来月から毎月1回のペースで土曜か日曜にポコ・ア・ポコをしていきたいと企画しています。
■今回からキーボードケースはKUSITANIのソフトケース、キーボードアンプはRolandのKC-60を使っています。キーボードケースはソフトケースというカテゴリーながらしっかりした素材と厚いパッキンで安心できます。ダンパーペダルやACアダプター、アンプとの接続コードも入って使い勝手はとてもいい。キーボードアンプもモノながら専用だから音に破綻がない。AUXにMDとCDをつないでこれも余裕ある40Wで文句なしです。でも、車が重い(>_<)
■ちょっと前にサラ・ブライトマンのベストCDを作りました。VAIOのHDDにも録音しました。質の高い音楽はきく人のQOLを高めてくれるものです。質の高さとは、密度、文脈の多さだ。
■昨日は久しぶりにパソコンショップでパーツ探しをしました。DELLのDimensionにHDDの増設をしようというわけです。 FINAL FANTASY XI に必要なHDDのスペースはなんと5G! プログラムに使うのかスワップに使うのかよくわからないけどとんでもない容量だ。PentiumⅢ500MHzで果たしてプレイできるのだろうか…。HDDはスピードとお手頃な値段ということでMaxterの7,200rpmの30Gを購入。シークタイムは5,400rpmと比べて20%ほど速い。流体軸受で薄型、振動も音もほとんどない。FINAL FANTASY XI Windows は某店で8,580円、また或る某店で5,280円でした。ほとんど1.5倍もちがうではないか! もちろん安い店で購入です。ところがである。FFXIはインストールさえできない。FFXIが要求するDirextX8.1の環境にはグラフィックボードがネックとなっているのだ。もしかしたらサウンドボードも! DimensionにAGPスロットがあったかな? この先どうしようかなぁ…

ランチボックス・セラピー

■今週もまたハードだった。いろいろあり過ぎて懸案となっていることが片付かないどころかむしろ増えている。昨日は長時間家を空けられないこともあって気分転換に車を洗いました。MPVを洗ってコーティングするのは10か月ぶり! タールなどを極細の液体コンパウンドでていねいに落としてフッ素系コーティング剤で仕上げです。そうして身体と手先を動かしていると頭も活性化したようにインスピレーションがあるものだ。タイヤもスタッドレスからラジアルに換えてすっかり夏バージョンです。走りも軽くなりました。
■先週末にユーミンがフィンランドを訪ねるテレビ番組でジャン・ミシェル・ジャールのなつかしい音楽をききました。少し前にもやはりテレビできいています。今頃どうしてジャン・ミシェル・ジャールだろうとインターネットで調べると、ワールドカップの音楽を担当していたり、小室哲也と競演していたりと話題になっているようです。私は彼のレコードを持っています。1978年発売ですから25年も前のものです。アナログ・シンセサイザーの演奏で、たくさんのエイリアンが双眼鏡でこちらを見ているようなイラストのジャケットの『Equinoxe』です。Amazonでアメリカからの輸入盤のCDを見つけて試聴したところ間違いなかったので注文しました。ジャン・ミシェル・ジャールもまた私にとってコンテンポラリー・ミュージック(同じ今を生きる音楽)です。
■auのA5301Tのなんと便利なこと! 名刺を接写しても細かな文字まできちんと判読できる。ペンより写真というわけで、とにかく気になるものはみんな写真に撮る。SDカードにデータを移せるのでメモリ容量は実用上気にしなくていい。画像の拡張子が.jpgなのでパソコンでもすぐ使える。CCDが31万画素のため解像度がいまひとつなのも往年の名レンズの趣きがあってそれなりに作品が作れる。コラージュしたらきっとおもしろい。使い始めて2~3日はバッテリーが意外に早くなくなるように思いましたが今は2日は持つようになって落ち着いてきました。
■久しぶりに書店に行ったら4月のスタートに合わせてお弁当特集の雑誌がずらり! 見ていると作りたくなります。カフェ弁当はお洒落だ。パラパラと見ていて他の料理とちがう何かに気づきました。弁当箱という小さな空間に完結する世界は心理療法と通じるものがあるのではないか。そう、箱庭療法ですね。弁当箱というはっきりした空間に思うままを完結することによって自己をまとめる体験をするわけです。色、味、香り、そして、その日の弁当につながる前後の物語に任せて作るのは心理療法そのものだと思う。弁当作り療法なんてあってもおかしくない。Lunchbox Therapy(ランチボックス・セラピー)と英語でネーミングするとそれらしく聞こえる。料理は私にとって大事な気持ちの切り替えです。Cooking Therapyがあってもいい。弁当なら一目で全体が把握できるし、物語性も構築しやすいし、終わりを自分で決めやすいことなど、心理療法として使いやすいと考えます。おにぎりもそうです。「おかあさんといっしょ」の『あ・い・う・え・おにぎり』はランチボックス・セラピーの音楽体験といっていいでしょうか。こんなことをあれこれ考えているとますます料理が楽しくなります。
■新沢としひこの『はじめの一歩』がこの頃気になる歌です。ピアノの弾き語りにはまってしまいました。C9thで始まるピアノが歌にほどよい彩を添えて歌っていてとても気持ちがいい。

海を感じるとき

■今週もハードだった。睡眠不足が続くとかえって眠れなくなります。眠るのがこわくなってくるように思う。
■片道40分の通勤ドライブが自分の時間。この頃ハード・ロックをガンガン鳴らして走っています。ボーカルなしの超絶技巧ギタリストのロック。不思議と頭が冴える。そういいながら、今はジョン・ルイスのバッハをきいています。『プレリュードとフーガ 平均率第1巻より』で、録音は1984年だから20年近くも前のことになる。ジョン・ルイスのピアノにヴァイオリン、ヴィオラ、ギター、そしてベースという組み合わせです。どこまでも控えめでありながら大胆。私が好きなバッハは3つあります。グールドのバッハ、ジョン・ルイスのバッハ、そしてマルタ・アルヘリッチのバッハです。そのどれもが伝統的な演奏ではありません。コンテンポラリー(同時代)を実感するバッハです。
■今日の出張はインターネットのテレビ電話で交流学習をするためのコンピュータの設定でした。双方がLANを組んでいることもあって、また、どこかでセキュリティ・システムがガードしているらしくてうまくつながりませんでしたが、近いうちに実現したい交流学習のスタイルのひとつです。
■先方のLANのサーバのOSはRed Hat Linuxでした。Windows全盛に見えるコンピュータ界ですが、肝心なところでUNIX系が支えていますね。Linuxのサーバはほとんどメンテナンス・フリーとのことです。MacOSもLinuxベースになりました。携帯電話のOSは日本生まれのTRONとのこと。カーナビもTRONではないでしょうか。ビル・ゲイツがアメリカ政府に働きかけてTRONを封じたという噂もあるくらいの優れもののようです。PDAはPalm OSが主流になってきました。ソニーがPDAに参入するときどうしてPalm OSかと思いましたが、HandSpringのViserを使ってそのスムーズな使い勝手に満足しています。
■携帯を替えました。auのA5301Tです。東芝の携帯は初めてですがその上質な出来に満足です。何かにつけて反応が速い。デザインと操作感も人の感じ方をよく研究した成果だと思う。色使いも洗練されています。私のはソリッド・ネイビーという色で、ブルーだけでも4種類、そしてブラックとシルバーとの6色のコンビネーションで、そのバランスがとてもいい。音も耳にやさしい。これまで使っていた携帯のストレスは何だったのか! A5301Tはすでに生産を終わっています。だから安かったのですが、このソリッド・シルバーも在庫がある店を探しました。でも、どうしてA5301Tかというと、カメラが31万画素でパソコンでも実用に耐えることとSDカードが使えるからです。SDカードでデータのバックアップとパソコンとのデータのやりとりがスムーズにできます。データ通信も速い! 第三世代の携帯はauのひとり勝ちがしばらく続くでしょうね。
■ブルーといえば、夜、カーナビのモニタに海を示すブルーが映るのを見るときのあの感覚は何なのでしょう。いつかしないと後悔すると思っていることのひとつがサーフィンです。トライアスロンでも一番苦手なスイムが一番おもしろい。海は怖い。だけど海と一体感を感じるときの時間も空間も超えたあの感覚は何なのだろうか…。音楽療法のセッションで私が着る服もブルーです。

嬰ヘ長調という調性

■今週はハードだった。睡眠時間が3~4時間の日が続いて、花粉症もあって、もう最悪だ。頭がもやもやとしている。体重はまた最低レベルになってしまった。いろいろあっておもしろいのだが…
■来週月曜日に勤務先の養護学校の卒業式があります。今年度の小学部の歌は『ビリーブ』です。他に私は卒業生入場にZoneの『シークレット・ベース』をピアノで弾くことになりました。そして、『シークレット・ベース』の譜面を見たとき、思い出したことがありました。
■『シークレット・ベース』は#が6つもある嬰へ長調という調性です。ほとんどが黒鍵です。黒鍵はオクターヴに5つしかありません。なのに#が6つということは、白鍵も1つ、わざわざ半音上げているわけです。(E→F) 弾きにくそうですが、すべての曲をこの調で弾いてしまう友人がいます。彼は建築家で音楽は独学です。たいてい楽譜を読むのではなく、耳できいた音楽を即興でアレンジして弾いてしまうのです。「どうしてこんな調で弾くのか?」ときいたところ、「ほとんど黒鍵を弾くのでまちがえにくい、弾きやすい」というのです。彼は7th(セブンス)の音を多用するジャズ風の即興です。黒鍵だけのスケール(音階)はペンタトニックだから迷ったら黒鍵を弾くだけでそれなりにきこえるのは、だから、当然か! なるほど、と思う。黒鍵を多用する音楽は独特の輝きがあります。彼のピアノにも魅了されてしまいます。
■今回、『シークレット・ベース』の譜面を見て久しく会ってない友人のちょっとおもしろいピアノの弾き方を思い出して、そうそう、これはすてきな調性なんだと自分も彼風に弾きたくなったけど、いささか時間がなさ過ぎて、弾き慣れた半音低いへ長調で弾くことにしました。6つの#を無視してコードを半音下げるだけで楽譜はそのまま使えます。基本となるコードはFとB♭、C、Dmの4つだけで、卒業生の着席できっちり終わらせるにはそのシンプルな構成が扱いやすい。メロディーは八分音符の均等割りで弾きます。なんといってもセレモニーですからね!
■そうそう、その建築家ピアニストの指は猫の指からほど遠い、棒のように伸ばして弾く指です。だけど音のコントロールは抜群です。私にはマネのできない不思議な弾き方です。
■先週、楽譜を探していてトラや帽子店の『はじめのいっぽ』という歌の楽譜が目に止まりました。おだやかなメロディーとすてきな歌詞、いつか子どもたちと歌いたい歌です。
■春一番はまだなのだろうか…

ドリームストーン

■水曜日の夕方、近くのガソリンスタンドで給油中に車から降りると道行く人や車が目に入りました。いつもの見慣れているシーンなのに、どういうわけかすべてが美しく見えました。コートの襟を立てて急ぐ人、自転車に乗って遠ざかる人、赤信号で停まる車、みんなみんな、それぞれに行くべきところがあるのだ。こんな日常、いつも繰り返されていることなのに、どうしてそんなにも美しく見えたのだろう…
■伊勢の近鉄宇治山田駅前の明倫商店街に行きました。そこは映画『千と千尋の神隠し』の飲食街みたいなとてもレトロな空間です。物心がつく前から明倫商店街にはよく連れて行ってもらいました。初めて迷子になったもの明倫商店街です。なじみの店もいくつかって、でも、閉店してしまってそういくつも残ってないのですが、声をかけてもらうとうれしいものです。八百屋の宮下でイタリア産のエクストラ・バージンのオリーブオイルを格安で見つけました。“DEL PAPA”というブランドでなんと1リットル460円! 暖房などない冷える店先です。成分が分離していました。ずっとずっと、ずーっと野菜や果物たちといっしょに並んでいたのでしょうね。今、家のキッチンのカウンターで分離もなくなってすっくと立っている四角い壜は頼もしいオリーブオイルのあの色で佇んでいます。イタリアからは長旅です。こうして極東の国の片田舎のキッチンでキャップを開けられることになるとはイタリアのオリーブ畑の育ての親も思いもよらないことでしょう。でも、ここでイタリア産のトマトと出会うことになります。なんだかドラマを感じますね!
■FAX付の電話機を買いました。三重ミュージック・ケア研究会を始めた途端に必要となってきました。そうか、EmailじゃなくてFAXなんだ! インターネットを使ってなくてもFAXならコンビニからでも送れる。ハードコピーが残る。楽譜も送れる。そういえばテレビのCMで坂本龍一がFAXで楽譜を送っていたなぁ…
■電気炊飯器も買い替えました。IHとはなんだ! 炊飯のボタンを押すとファンが回ってまるでコンピュータみたいな音がします。ほんとに炊飯器なのか? 仕組みはよくわからないけどとにかくご飯が炊ける。美味しい! お米の形がはっきりしていて中までしっかり味わえる。
■ジョー・サトリアーニのアルバム『THE EXTREMIST』をセコハンショップで見つけました。1992年だから10年も前のもの。でもきき応えは十分。さっそくVAIOのHDDに録音してききながらキーを叩いています。アップテンポのテンションが高い曲ほど好きだ。彼はその頃からアイバニーズのギターを使っているようです。頑強な芯のある音がいい。彼のシグネチャーの最新モデルJS200はシャンパンゴールドで、1つ前のJS1000の深いブルーのモデルの方が気に入っているのですが暗いステージではシャンパン・ゴールドがライトに映えるだろうな…。でも、音楽療法のセッションにはちょっと使えない。音楽療法にはストラトキャスターがいいと思う。あの音はあの形からしか生まれ得ないのだろうね。とても懐かしい音です。
■“十六茶”のペットボトルに付いてくるドリームストーンにはまっています。今日のドリームストーンは当たりでした。深いブルーに花崗岩のような無彩色の結晶が入っていてすごくきれいだ。ドリームストーン…夢を信じよう。