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武蔵野で考えたこと

昨日は都立の病弱特別支援学校の研究会に行ってきました。武蔵野の雑木林が残る広い敷地に平成に入ってから建てられた校舎は内装に木がふんだんに使われていて廊下も広く、すばらしい学習環境でした。人権学習、教科学習、キャリア教育とそれぞれ3年、計9年にわたって研究を積み重ね、編纂された指導事例集は、都立の病弱校が28年度で閉校となる中で歴史的文書として位置づけられるものと思います。全国で病弱特別支援学校が減少傾向にありますが、文部科学省の学校基本調査(27年度速報値)では「けが・病気」で30日の授業日を超える長期欠席の児童生徒が37,000人余もいることから病弱教育の知見は今後ますます求められてくるものと考えられます。また、今回はPATH(Planning Alternative Tomorrow with Hope)の実際を授業で参観することができ、感銘を受けました。しなければならないことはたくさんある。