月別アーカイブ: 2002年7月

背中の妊娠線

■先週、勤務先で腰痛検査がありました。椎間板ヘルニアがうずうずしているのでていねいに診てもらって、上半身はだかでベッドにうつ伏せになったらドクターが「最近、やせましたね」と言うではありませんか。びっくりして「わかりますか」とたずねると「妊娠線みたいなのがある」と言いながら背中のウエストあたりを指で何回かなぞるのです。背中の妊娠線というわけ。5月25日を最後に酒を飲まなくなって2か月近く、体重は6キロから7キロ減となりました。ジーパンは2サイズダウンだからウエストは6センチ細くなっています。体は軽いし体調もいい! スーパーの肉売り場で600グラム台のパックの肉を見ると、これを10個も身につけていたのかと自分でも感心することしきり。大した決心もなく酒を飲まなくなったのでまた飲むだろうと思いつつ2か月も飲まないでいます。ここのところ忙しくて酒を飲む時間というか気持ちのゆとりもないとえばそれがいちばんの理由かな…。
■ただやせるだけだと筋肉も落ちるのでそのへんは気をつけて毎日ウエイトをしています。そして、今日は45分間ジョギングをしました。パルスメーターの電池が切れていたので勘で走って、走り終わったときが120~130ですからバッチリです。ランナーズハイになってこれからというときに左膝の古傷が疼いて、無理をせずに止めました。炎天下のジョギングも水分の補給に気をつけていれば心身ともに爽快! やっぱりこの感覚は失いたくない!
■音楽療法のセッション「ポコちゃん」のことはずっと頭にあって、あれもこれもと準備物のリストが目に見えるほど。明日は1日出張で、夕方から機材を車に積み込む予定です。今回、日が迫ってからも読み直している本が何冊かあります。二俣泉の『音楽療法の設計図』(1999 春秋社)と『チャレンジ音楽療法士2002』(2001 音楽之友社)などです。後者は音楽療法の現場から多数の関係者が執筆していて最新の情報がつまっているのでその臨場感はビンビンと迫ってきます。そして、クライエント理解がすべての大前提であるという、ごく当たり前のことが今いちばん私の心をとらえています。(音楽療法関係の資料は少しずつアップしていきたいと考えています。)
■明日も暑いだろうな…

『この星のぬくもり』を読み直す

■いつの間にか7月、気まぐれな梅雨空を見ているだけで日が過ぎてしまったみたいだけど、あれこれ考えることが多くてふと空を見上げると梅雨空ばかりという具合。それでも先週は屋外のプールに入って少し日焼けをしました。
■そう、シーズン到来!といってもトライアスロンは休止中のはずですが、水着を見に行ってレースウエアが目に入ったら胸騒ぎが…ところがウエアを試着して愕然としました。1か月で5キロの体重減とレースに出ていた頃の体重に戻ってものの、レースウエアを着ると脚も腕も細くなって尻と胸は小さくなって肌も張りがない姿が鏡に映る。こんなはずではないと見直してもこれが現実の姿。またあの頃の体に戻れるのだろうか…。ダンベルでウエイトはしていますが効果はいまひとつ。またスポーツクラブに行くことを考えています。
■メイコ・イワモト著『Everyday Tomato』(ニューズ出版 2002)を見つけて買いました。どのページもトマトがいっぱいでトマト料理のレシピが96品。寿司にもトマトを使うなどイタリア料理にこだわらずトマトを使っています。とにかく写真がきれいなので見ているだけで楽しい。それにしても料理用のフレッシュトマトはこのあたりでは買えないのだろうか。見たことがありません。
■「おかあさんといっしょ」でときどき耳にする歌で気づいたときはいつも曲名がわからないまま終わって、そうですね、もう10年も気になっている歌の題名が先月わかりました。知り合いの小学校1年生のお子さんが教えてくれました。そして、昨日、仕事で使う映像を探していて、9年前に録画した「おかあさんといっしょ」のビデオにその歌を発見! 『あしたはだれに会えるかな』(織田ゆり子作詞、上柴はじめ作曲)です。1コーラスだけの歌でもとは他の学校教育番組のために書かれた歌とのことです。題名のとおり、人との新しい出会いが子どもの世界を広げていくという詞で、詞だけでなく曲も自然な広がり感がある展開です。楽譜もないので採譜することになります。そのテープではあゆみおねえさんが歌っています。神崎ゆう子さんから替わったばかりの頃ですごくフレッシュな感じです。
■MPVのカーナビのコードがダッシュボードの前を這っていてどうも気になっていたのを直しました。運転席側にコードを回してハンドルのパネルの下にもぐらせただけですが、店で取り付たときどうしてそうしてくれなかったのだろうと不満があります。プロならもっとこだわりをもってきれいに仕上げるべきだと思う。
■プロといえば仕事の話を少々。この頃よく考えていることのひとつです。
■またまた曽根富美子著のコミック『この星のぬくもり~自閉症児の見つめる世界~』(ベネッセ 1997)を読み直しました。このコミックは自閉症スペクトラム障害の森口奈緒美さんの著書が原案となっている実話と考えていいようです。「ひらめ」という療育所の先生が登場します。森口さんはお母さんよりも先に年配の頭の禿げたひらめに慣れました。彼はまず森口さんをあるがままに受け止めて望ましい発達への支援をしていきました。森口さんは小学校高学年になってもクラスメイトは動く黒い影と認識されていたとのこと。自閉症スペクトラム障害の感覚入力の偏りを示すエピソードとして驚くほかありません。そのような認識の仕方をする子どもの理解は容易ではありませんが、コミックだとその不思議な世界がストレートに伝わってくるように思えます。この本は自閉症スペクトラム障害の子どもの親御さんにも薦めています。自分の子どもがそのような認識をしているのかも知れないと驚き、また、感動されています。私の目標はひらめです。子どもを理解してQOL(Quority Of Life)を高めていくための適切な支援をデザインしていくのが私の仕事!
■『この星のぬくもり』といえば今日は七夕ですね。PATHも星を見つめて夢を語り合うことから支援を考えていく考え方です。「まず夢を語ろう。夢みたいなもの大事。PATH(Planning Alternative Tomorrow with Hope「パス」)という考え方。PATHとは夢を絶えず持ちながらなんとかしていこうとグループで考えること。みんなで夢を語っている。かなうかも知れないがかなわないかも知れない。北極星は見えているけど手が届かない。誰が、何がいいとか悪いとかじゃない。『1.夢に触れること-北極星。2.ゴールを感じること。3.いまに根ざすこと。4.参加する人を明らかにすること。5.力をつける方法を見つけること。6.次の数ヶ月の作戦を描くこと。7.次の1ヶ月を計画すること。8.最初の一歩を踏み出すこと。』(http://www.inclusion.com)」