月別アーカイブ: 2002年6月

2万本のひまわり

■「2万本のヒマワリが満開になっている」(朝日新聞6月19日朝刊)、そう聞いて心が動かないわけがありません。行ってきました。2万本のひまわりとはどのくらいのスケールなのか。映画『ひまわり』の見渡す限りのひまわり畑のイメージがありました。
■ひまわり畑は里山を少し入ったところにありました。里山の一角ですから見渡す限りというものではありませんが、近づくとまさにひまわり畑です。どうやって種をまいたのだろうと思いました。背丈2メートルを越すひまわりが整然と並んでいる中にさつまいもが植わっていたり、牛糞が山となっていたり、背丈が1メートルのひまわりの一角があったりと、今年は試しに作ったのでしょう。花は盛りを過ぎたところで残念でしたが、「来年は面積も1ヘクタールに広げて迷路を作り、子どもたちに開放したい」(朝日新聞)とのことですから期待しましょう。
■ひまわりといえば映画『ひまわり』を思い出します。悲しい物語と美しい音楽の映画でした。『ひまわり』はイタリア映画だったかな? イタリア映画はどうしようもないくらい切ない映画がいくつかありますね。『鉄道員』『道』『自転車泥棒』『ブーベの恋人』…泣かずに見ることができない映画です。そうそう、『道』とポール・ギャリコの物語『七つの人形の恋物語』とは何か関係ありそうに思えるコンセプトの共通点がありますが実際のところはどうなんでしょう。
■若尾裕の『奏でることの力』(春秋社2000)が届いて一気に読んでしまいました。帯に「人は音楽で何をしようとしているのか?…音楽療法からフリー・ミュージックまで最先端の音楽シーンに立ち会って考えたこと」とあるように、音楽と真摯に同時代を生きようとする人にとって音楽の今を俯瞰する意味でたいへんよくまとめられた本となっています。私自身、音楽で何をしようとしているのかと、ふと思うことがあります。14章「堅苦しさよ、さらば~音楽療法のトレーニング~」のキーワードは「堅苦しくなく、意味深い音楽」です。今日、車のFMでJUDY&MARYをきいてふとWiLL VSのCMを思い出しました。WiLL VSのCM曲『66db』は元JUDY&MARYのYUKIが歌っています。その曲と歌声が耳から離れない。だけどラジオを消してきいたCDはサラ・ブライトマンの『エデン』という畑ちがいといえばそうかも知れませんが私にとってはどちらも惹かれる音楽です。
■今週はVAIOのネットワークが不安定になってリカバリしました。考えられる原因は不要ソフトをアンインストールしたことです。ですからリカバリ後は不要ソフトのショートカットを削除しただけでアンインストールは一切していません。リカバリの過程でauのPacketOneカードのドライバがからんでいるようにも見受けられました。リカバリはCドライブのみで、Dドライブのデータはバックアップはとりましたがそのまま残しました。メーラーはしばらくOutlookを使っていましたがやたら重くてきめ細かな操作ができないのでやっぱりBecky!2をインストールしました。Becky!2のプログラムはCドライブに、設定とデータはDドライブにと簡単に分けることができます。ThinkPadからのデータ移行もコンパクトフラッシュであっという間です。すぐ使うことができました。さすがBecky!、信頼しています。VAIOの設定はあとシンセサイザーのハード音源の認識が残っています。USB-MIDIドライバのインストールの手順をまちがえたのでやり直しです。

XGworksとMU500のWindowsXP対応プログラム

■XGworksの音源にMU500をVAIOにつなぎました。VAIO-SRはレガシデバイスがないのでUSB接続となるわけですが、ドライバはヤマハのサイトからダウンロードしなければなりませんでした。インストールしても鳴らない…MU500の接続切替がUSBになってなかった!
■XGworksと音源モジュールのUSBドライバのWindowsXP対応プログラムはヤマハのサイトからダウンロードします。
■XGworksはVer.4.05、MU500のUSBドライバはVer.1.61となっています。

本日のトマトソース

■トマトソースを作った。ちょっと引き合いもあって今回はホールトマトを初めて10缶も使いました。8缶までは作ったことがありますが10缶ともなると寸胴の8分目近くまであります。ボールにあけた10缶分のトマトの量からしてオリーブオイルもたくさんいるだろうと1カップ半使うことにしました。このオリーブオイルにニンニクやセロリを入れるとまるで煮込んでいるみたいです。おまけに新タマネギから水分がたくさん出たのかますます煮込みっぽい。一体どうなるだろうと思いながらトマトを入れるとオリーブオイルが表面に層を作るくらい浮いてきました。これは失敗かなと思いましたがとにかく煮込む。20分が過ぎてもいつものようにとろみが出てきません。オリーブオイルはかき混ぜているうちに見えなくなってしまいました。いつもならオリーブオイルが金色のつぶとなって輝いてきます。それがない。どうも水っぽい。セロリ、タマネギ、ニンジンを出して、煮込み始めて40分近くになってやっととろみが出てきました。そして、よく見ると、今までにない小さな金色のオリーブオイルのつぶが一面にあります。トマトとオリーブオイルがよくなじんだようです。塩とよくある乾燥バジルを入れて味見をすると、トマトの酸味とタマネギの甘味、そしてバジルの香りがなんともいえないくらいマッチしています。こんなトマトソースは初めてで我ながら感動! ただ、黒く点々と見えるバジルがいただけない。フレッシュバジルは無理にしてもせめて“スィート・バジル”を使うべきでした。“スィート・バジル”ならまだ緑色がかろうじて残っています。香りは乾燥ものが強いですけどね。途中で出したセロリとタマネギ、ニンジンは鶏肉といっしょにトマトソース煮にして食べました。美味!
■近く楽器店で村井靖児著『精神治療における音楽療法をめぐって』(音楽之友社 2001)を見つけました。音楽療法の手法はともすると療法士の個性との密接なかかわりの側面からのみ受け取られることが少なくありません。しかし、音楽がもつ機能を客観的にとらえなければ音楽療法が社会的に認知されることは難しくなってきます。この本は精神治療をベースにしながらも障害児教育における音楽の使い方について客観的に考えるヒントを数多く示してくれています。全173ページという少ないスペースですからひとつひとつの項目についての記述も限られてきますが、音楽の力の大きさを再認識するに十分な内容です。腑に落ちる説明です。音楽は誰にも味方になってくれます。音楽の懐の深さを思いました。

MPVの文脈その2

■酒を全然飲まなくなって2週間になります。これという運動もしないのに体重は3キロ近く減って、ジーンズは1サイズダウンしたけどそれでも大きいくらい。食事は3食しっかり食べるようになってお腹は空いても不思議なことに間食をしたいとも思わない。飲み物はお茶と水とコーヒー。とにかくお茶と水を飲んで飲んで1日に4Lは飲んでいます。さながら“ウォーター・ローディング”です。体重が2週間で3キロ近くも減ると体が軽くなったことを実感。走ってウエイトもして椎間板ヘルニアと上手につき合って行こう、と思う。
■MPVに乗ってやはり2週間になります。MPVのデザインは他の国産車にないユニークなものです。ボディはオデッセイやエルグランドよりも大きいのに見た目はそう感じさせません。5ドアの軽自動車をそのまま大きくして前後のオーバーハングを延ばしたようなデザインです。室内もそう広くは見えないのに乗ってみるととにかく広い。シートのサイズも大きくて(ちょっと硬めの)ソファーに座っているみたい。アクセルとブレーキ、ハンドルをベストポジションにするとフットレストに左足が届かない。あまりに広くかえって落ち着かないくらいで、おそらくアメリカサイズなのでしょう。こんな車があったのか!と驚きながらもその大らかさが気に入っています。エンジンは2000ccですから動力性能で特筆すべき点はありませんが、全体のゆったりとしたイメージにお似合いな走りです。しかし、ボディの剛性はたいへん高くてサスも適度な硬さがある上にシャーシのバランスもいいのでコーナリングはとても安心感があります。2枚のスライドドアがあるにも関わらずボディからの異音は全くありません。燃費は9~10キロと意外によく走ります。
■そんなMPVで走る55キロの通勤ドライブ中は音楽をきいています。今まできいていたCDをそのままMPVに乗せ替えたものの、どうも場違いな印象です。ひょっとして、と思って今日はアルゲリッチが弾くバッハをきいてみたところ、これがよく合いました。アルヘリッチが弾くバッハはMPVのキャラクターと相容れないところがあるように思いますが、MPVではクラシックもきけるということでしょう。来週は管弦楽曲やコンチェルトのCDも乗せましょう。
■部屋の片付けをしていてPhotoShopLEの本が目に止まりました。画像処理ソフトとしてWindows98SEで使ってきましたがWindowsXPでの動作保障はないように思っています。後継ソフトPhotoShopElementにはトーンカーブがありません。トーンカーブは取り付きにくいところがありますがアナログ感覚で仕上げまでいけるあの感じは捨てがたいものがあります。WindowsXPで動いてくれるでしょうか。

ThinkPadからVAIOへ

■先週の日曜日、久しぶりにジョギングをしました。おとなしくしている椎間板ヘルニアが目を覚まさないようにふと走り始めて家の前の道を行ったり来たり。忘れていた走る感覚が少しずつよみがえってきます。ていねいに脚を運び、腕の振りを変えて肩と首筋をほぐして腰の回転を加えていきまます。心拍数が上がり過ぎないように負荷をコントロールしながら20分間走りました。走り終わったときの心拍数は120でずまずの運動強度です。クールダウンもひたすらていねいにして最後にストレッチ。そうして走ること自体は非日常的な感覚を生み出して、走っているときはいろんなことを考えてしまいます。でも、また走ろうかなと思うのは体の維持がいちばんの理由です。体力も体型も自分でコントロールしたいもの!
■VAIO-SRの設定がほぼ終わりました。インターネットの設定などもThinkPadを横に置いてしたのでスムーズに行きました。この機会にインターネットなどの設定画面をプリントしてファイルしておきました。いざというとき役立つのはハードコピーです。
■今回の更新からVAIOです。ThinkPadと比べて液晶画面が明るくきれいでとても見やすいこと、HDDの容量が20GとB5ノートしては標準的なこと、USBとIEEE1394のコネクタがあること、バッテリーのもちが4~5時間と長いこと、軽いこと、CD-RW&DVDドライブが外付け電源なしで使えること、そして、起動と終了に安定感があることなど、とても使いやすくなっています。プレインストールのVAIOのAV関係ソフト、しっかりしたキーボードも魅力です。難点はデザイン上の理由からか、液晶のトップを開けるときどこに指をかけたらいいのかいまだにわからない構造だということです。左クリックボタンをひっかけてボタンがずれたことも!
■ThinkPad535Eは4年半使ってきました。メモリ増設、HDD換装、バッテリー買い替え、OSをWindows95から98SEに入れ替え、LANでデスクトップのDELLにデータ転送とがんばってきましたが、CPUもHDDもデータ転送の手間もそろそろ限界で、システム全体の安定感も落ちてきていました。Windows9x系は使っているうちにOSが不安定になってきます。ThinkPad535Eはトラブルをかかえながらもよく4年半も動いたものです。VAIOはWindowsXPでシステムファイルが保護されているはずなのでその点は安心していますが、データのバックアップは今まで通りこまめにしていきます。
■VAIOにインストールしたソフトは、「ホームページビルダー ver.7」(ver.5からバージョンアップ)、「XGworks ver.4.05」(ヤマハのサイトからダウンロードしたXP対応プログラムでver.4.03からバージョンアップ)、「KumaCopy ver.0.11」(問題なく稼動)です。あと、「ScoreMaker」はバージョンアッププログラム待ちで、画像処理ソフトは何にしようかと思案中。画像ビュアーはVAIOの「Picture Gear」を試用。プリンタでは、エプソンPM2000CはXP標準のドライバで動くが用紙設定など細かなことはできないとか。ドライバをバージョンアップしないエプソンには誠意が感じられません。auのPacketOneカードはKDDIのサイトで確認、購入時の99年版ドライバで通信できました。
■データは80MBのコンパクトフラッシュで移しました。DELLの背面からLANのクロスケーブルを抜くのがめんどうだったので…そうこうしているうちにThinkPadが何度もフリーズして冷や汗ものでした。全部で約500MBでした。
■B5ノートはWindows3.1から3台目です。小さいがために苦労することもありますが、時間のやりくりに四苦八苦している私には“どこでもパソコン”が必要です。C1もいいけどハード、ソフト全体を考えるとコストパフォーマンスではSRが狙い目でした。
■麦畑の刈り取りが始まっています。今年も写真が撮れないかも知れません。ああ…