月別アーカイブ: 2001年11月

久しぶりの雨の日に・・・

■久しぶりの雨、久しぶりの雨の日のドライブでした。
■17日の『シアワセになるコンサート』のピアノがあまりにひどくて落ち込んでしまい、コンサートの録音はピアノの部分だけきく気がしなかったのですが、昨日あたりからやっと落ち着いてきくことができるようになりました。今日は通勤ドライブで、ピアノで弾いた『あ・い・う・え・おにぎり』ばかりリピートできいていました。この歌は楽譜が手に入らなかったしテレビ放送も見ることができなかったので“うたのおねえさん”が覚えて歌っているメロディーにコードと伴奏をつけました。10月17日発売のCD『ハオハオ』でオリジナルをきくことができましたが、どういうわけか、それまでなじんできた“記憶版”の構成と歌詞の方が自然に思えてなりません。本番も“記憶版”にしました。テンポが変わる前の“つなぎ”の2小節はCDのオリジナルから採譜しました。録音は“XGグランドピアノ”がかなりのクオリティだし、 生の演奏だけがもつ微妙なテンポの揺れや歌とピアノのやりとりがすごく楽しくてスリリングです。音楽はやっぱりいいなぁと実感の雨の日のドライブでした。
■夜になっても雨が残っていました。雨の中を久しぶりに書店に行っていろんな本を見てきました。
■“COOKING”のページにアップした“チキンのハーブ蒸し焼き”は、あれは「蒸し焼き」じゃないよな、ネーミングをどうしようかな…などと思いつつ料理の本のコーナーに行きました。やっぱりイタリア料理の本が気になります。あれこれ見ているうちにクリスマスディナーのメニューを考え始めました。イタリア料理もいいけどパエリヤも気になります。そして、テーブルのデザインも! テーブルクロスやキャンドルや、あれこれ考え始めると楽しい!
■しばらく書店に行かなかったらリースを特集した『花時間』の12月号はもう姿がありませんでした。残念!

初ライブ終わる

■11月17日土曜日、勤務先の養護学校でミニコンサート『シアワセになるコンサート』をしました。コンセプトは『おかあさんといっしょ』のコピーです。『おかあさんといっしょ』の高い音楽性をどうもってして子どもたちに真正面からアプローチができるかが課題でした。そのためにはクオリティの高い音が必要でした。音楽療法の考え方です。音楽を構成する1つ1つの音がきちんと機能するためにはそれなりのクオリティが不可欠で、シンセサイザーはその求めに応えることができるシステムです。
■選曲は、『オープニング』『にじのむこうに』『あ・い・う・え・おにぎり』『公園にいきましょう』『てをたたこ』『シアワセ』『アイアイ』です。打ち込みをしたのは『にじのむこうに』『公園にいきましょう』『てをたたこ』『シアワセ』で、“XGグランドピアノ”の音のEOSで弾いたのは『あ・い・う・えおにぎり』と『シアワセ』、『オープニング』と『アイアイ』はCDを使いました。
■コンセプトは『おかあさんといっしょ』のコピーですが、1曲だけ、オリジナルとはちがうアプローチをした曲があります。『シアワセ』です。この歌は比較的アップテンポで放送されていますが、今回はスローバラードにしました。『シアワセになるコンサート』を締めくくる最後の歌です。スローバラードですからオリジナルとはちがうアレンジとなってきます。また、うたのおねえさんの“語り”のための間奏も作りました。
■機材は写真と体育館備え付けの音響システムです。写真の左から、YAMAHA EOS B2000、ノートパソコンIBM ThinkPad535E、その下に音源モジュールYAMAHA MU500(主役なのに見えない!)、右のキーボードはRolandのPC-70、右奥はミキサーとシステムコンポのアンプで、スピーカーは机左下です。ボーカルマイクは体育館備え付けのワイヤレスマイクを使いました。寄せ集めの機材です。
■打ち込みを始めてまだ1か月、よくここまできたものとホッとしています。打ち込みは必要最小限でしたが、XGは期待以上の音をきかせてくれました。

ATACカンファレンス2001に来ています

■京都で書いています。25日までの3日間、ATAC(エイタック)カンファレンス2001に来ています。ATACとはAssistive Technology & Augumentative Communicationの略で、障害がある人たちへのAT(支援技術)とAAC(コミュニケーション技法)についてのセミナーです。会場は国立京都国際会館です。
■約60のセミナーから自由に選んで参加する形態です。開会の挨拶もなければ各セミナーの司会もなし、会場に講師が来て自分で始めて終わるという運営です。質問はどこでしてもいいし、昼食時間もセミナーが続くのでサンドイッチなどを食べながらの参加もOKです。参加者は管理されているという感じが全然しません。参加者の意志が尊重され任されています。それが、かえってモチベーションを上げています。こんな研修会は初めてで驚きながらもすごく心地いいのです。
■どのセミナーも1時間という枠をいっぱい使ってすごい情報量です。自己決定という理念に裏付けられた支援技術とコミュニケーション技法は具体的かつ明解で、明日明後日と続くセミナーが楽しみです。
■2つのセミナーでアメリカとノルウェーの自己決定についてその徹底ぶりを聴くことができました。小さな頃から選択肢から自分で選ぶというトレーニングを続けてきた人は自然に自己決定の力が身についているとのこと。“語るべき自分”も“守るべき自分”もあるということです。ひとり、ということもまた強く意識されているとのこと。
■夜は一緒に来た4人で京都駅に行きました。クリスマスデコレーションがほんとにきれいで、カップルが写真を撮りあっている中、男4人が輝くツリーの前で記念撮影をしました。写真は京都駅ビルのデコレーションです。

ローランドのMIDIキーボード

■音源MU500にMIDIキーボードを接続してみました。ヤマハのキーボードは値段が高いのでローランドのPC-70にしました。ペダルも付属して17,800円でした。ローランドなのでXGには対応していませんが、入力するだけなので支障はありません。少し前に買いましたが試す時間もなく今日になってしまいました。
■49鍵という鍵盤、値段の安さから、入力できたらそれでいいと思っていましたが、弾いてみると意外に気持ちよく弾けます。鍵盤も適度に重くて私好みです。ストロークが浅くて鍵盤の角が丸いので、『あ・い・う・え・おにぎり』のグリッサンドが簡単にできます。このキーボードでピアノの練習はできませんが、ある程度弾く人にとってはけっこう使いやすいと感じました。
■そう感じるのも、音がハード音源MU500のしっかりした音だからでしょう。こんな音ならこう弾きたい、と思うわけですね。こうなるとプラグインでピアノのハード音源が使えるMU2000などにすればよかったかな、と思うところもありますが、ピアノのハード音源を使うならヤマハのちょっといいキーボードが絶対欲しくなる。
■MU500で出したい音のひとつにハモンドオルガンの音があります。東京ドームでBGMや効果音楽を奏でているのはハモンドオルガンだと聞いたことがあります。人工の音そのものですが、どこかノスタルジーを感じさせる不思議な音です。映画館で無声映画のBGMと効果音楽を演奏するために開発されたとも聞いて、それもうなずける音です。あの音はどうしたら出せるのだろう。MU500の音を加工したらいいのかな?

クリスマスと音楽

■床屋さんのテレビでディズニーランド&シーでクリスマス・バージョンが始まったこと、ニュージャージー州のもみの木がニューヨークのロックフェラーセンタービルに運ばれたこと、銀座に大きなツリーが飾られたことを伝えていました。そういえば来月はクリスマス。車のダッシュボードに入れっぱなしになっていた加羽沢美濃(かばさわ みの)の『CHRISTMAS MELODIES』をききました。
■2年前の11月、福井にコンサートをききに行く途中、名古屋のヤマハで買ったCDです。そのクリアなピアノの音に魅せられて、福井との往復はこればかりきいていました。
■クリスマスの音楽が好きで、集めたCDを数えたら28枚もありました。それぞれに思い入れもあり、紹介します。
ドリス・デイ、他『HAPPY CHRISTMAS』***古きよき時代…
ビング・クロスビー、他『夢のクリスマス・スペシャル』(2枚組)***録音の古さがまたいい!
エルヴィス・プレスリー『IF EVERY DAY WAS LIKE CHRISTMAS』***『BLUE CRISTMAS』にしびれる!
ジョン・レノン、他『Superstar Christmas』***ジョンの『Happy Xmas(War Is Over)』が最高!
マライア・キャリー『MERRY CHRISTMAS』***きかせてくれます。
THE NATURE CAMPANY『A Wild Christmas』***動物の鳴き声をサンプリングしたすごくおかしなアルバム
ケニー・G『miracles The Holiday Album』***ケニー・Gのクリスマスアルバム
ケニー・ドリュー『CHRISTMASS SONG』***スウィング・クリスマス
ユーロビート『X’MAS NIGHT』***ノンストップ・ダンス
ジョージ・ウィンストン『DECEMBER』***ウィンダム・ヒルのピアノ・ソロ・アルバム。
加羽沢美濃『CHRISTMAS MELODIES』***ピアノ・ソロ。アレンジも演奏もすごい! ひとつひとつの音が輝いている。
松田聖子『Snow Garden』***1987年のクリスマスアルバム。いいよ!聖子ちゃんのクリスマスアルバムはこれがいちばん好きかも…
松田聖子『Christmas Tree』***1991年のクリスマスアルバム。大人のクリスマス!
松田聖子『A Time for Love』***1993年のクリスマスアルバム。ますます大人のクリスマス!
岡村孝子、他『Best Best X’mas』***1992年のクリスマスアルバム
山下達郎『シーズンズ・グリーティングス』***1986年の『ON THE STREET CORNER』から続くアカペラのクリスマスバージョン。もう最高!
山下達郎『クリスマス・イブ』***Jポップのクリスマスソングの草分け。いつきいてもいい。ほんとにいい!
辛島美登里『サイレント・イヴ』(2種類)***よくきいた。今きいても色褪せない歌。
辛島美登里、他『MERRY CHRISTMAS TO YOU』***これもいい。
辛島美登里、永井真理子、他『Merry Christmas To You』***切ない!
辛島美登里、麗美、他『Keep Christmas With You』***陣内大蔵の歌もいい。
MAYUMI『クリスマス・イヴ』***カバー・バージョン
佐野元春『CHRISTMAS TIME IN BLUE』***1985年の歌。雰囲気がある!
浜田省吾『アヴェ・マリア』***1992年の歌。こうして歌う『アヴェ・マリア』もあるんだ!
小柳ゆき『Koyanagi the Christmas』***2000年のクリスマスソング。きっと毎年流れる…
桑田佳祐『WHITE LOVE』***この冬はこれがいちばん。
おかあさんといっしょ『クリスマス・アルバム』***番組ではクリスマスとあまりさわがないのがNHK? でも歌はいっぱい。
…こうして並べると“おたく”だな…
■あと、『おかあさんといっしょ』や『ポンキッキーズ』、『ニューヨーカー』などクリスマス特集のビデオもあって、この季節はクリスマス一色です。
■クリスマス・デコレーションの街を歩くのも好きです。7~8年前、東京青山で見た同潤会アパートのブティックのデコレーションはすてきでよく思い出します。今年、ニューヨークのクリスマスはまた格別な思いで迎えられるのでしょうね。アメリカではクリスマスではなく“Winter Holiday”と呼ばれることが多くなってきているとのことです。

DTMの醍醐味

■打ち込みの『おかあさんといっしょ』のメドレーを仕事で使いました。『オープニング』『にじのむこうに』『あ・い・う・え・おにぎり』『公園にいきましょう』『てをたたこ』『シアワセ』の5曲です。会場の響き、残響にも合わせてベロシティとゲートタイムは直前まで調整しました。アンプのエフェクトも。結果は思いのほか自然に流れてほっとしています。打ち込みを始めてまだ1か月、よくここまできたものだと思っています。
■毎日発見がありました。コンサートは『おかあさんといっしょ』のコピーなので、とにかくオリジナル演奏を真似ることから始めました。ところが、『にじのむこうに』の冒頭のチャイムの音がない。そして、ギターのパラパラ…という音が出せない。しばらくどうしようかと悩みましたが、あるとき、オリジナルにない音は手持ちの音で自分のオリジナルを創るしかないと気づきました。代用の音で済ます、というものではないつもりです。そう思ったら音色だけでなく、ベロシティなどもあれこれいじることができるようになりました。すごくおもしろい!
■打ち込みは、メロディ、ベース、リズム、コード、対旋律の順で進みました。『おかあさんといっしょ』もやはりバンドの構成です。ところが、『オープニング』だけはちがいました。ストリングスが中心でドラムなし…どうしたらオリジナルの感じが出るのか。はたと気づいたのはクラシックの弦楽器の動きです。セカンドバイオリンを弾いているといやというほど“刻み”があります。それを試そう。速いアルペジオを打ち込むと音楽に躍動感が加わりました。それはモーツァルト以来続いてきたクラシックの“定石”です。オーケストラの経験がこんなところで役立った。DTMは音楽の構成要素のすべてが一人でコントロールできる、ということは、打ち込む人の“音楽性”が試されるのだと実感しました。DTMにはまる気持ちがわかりました。そして、私もますますDTMの奥深くへ…

雨の日のハナミズキ

■目が覚めたら雨…家の前のハナミズキ並木の紅葉がどんどん濃い色となって、雨に濡れてとてもきれいです。2階の廊下のブラインドタイプのガラス窓から見ると、網戸で少しかすんでほんとに趣きがあります。写真に撮りました。
■このところ仕事が多忙を極めていて、昼は分刻み、夜は体がもつまで、といった毎日です。寝ても新聞紙を口に詰め込んで食べる夢とか、スイッチを切り忘れたスチームアイロンがカンカン…と音を立てている夢とか、ろくな夢を見ません。ものごとをじっくり考える時間がなくていろんなことが中途半端なままです。そんなとき、昨夜はテレビで映画『グース』をみてちょっと一息入れることができました。今日は朝からハナミズキの写真を撮ってサイトにアップしたり、リンクのページを整理したり、久しぶりに“お気に入り”のサイトをのぞいたりと、ちょっとマイペースな休日でした。