月別アーカイブ: 2005年8月

音楽を奏でる意味

■久しぶりに声楽のコンサートに行きました。K&Gの「午後のひととき~アンサンブルの楽しみ~」です。日本歌曲にフルートが加わって、そのフルートがスリリングなオブリガードを奏して、それはそれはただならぬ緊張感を生み出していました。ヴァイオリン、フルート、マリンバ、ピアノの四重奏はスペイン風のリズムと4度5度を多用した和声でジャズのノリ、これもまた私の血を騒がせました。歌は言葉を大事にした歌い方で好感がありました。
■昨夜はNHK-ETV特集「ヨーヨー・マとシルクロード・アンサンブルの仲間たち」を観て、タングルウッドの音楽空間を堪能しました。タングルウッドは権威や特定の主義主張、地域の文化からとらわれることなく音楽家が自らの内なる声と対話しながら音楽を作っていく空間だと私はとらえています。私もまた自分のための音楽を奏したいと思いました。音楽を奏でる意味を想います。
■今日の朝日新聞に「2005リバーサル・フォトコンテスト」の上位受賞作品の特集がありました。デジカメが普及する中、ネガフィルムは出荷数が減少しているのにポジフィルムは微増だとか。わかるわかる! リバーサルは撮る人、フォトグラファーの意図がそのまま“作品”として記録され残るのだ。私もリバーサルとモノクロへの回帰に惹かれる。
■明日はやっと3日目の夏季特休です。名古屋のアップルストアに行ってパワーブックなどしっかり見てきます。来年6月にはインテルのCPUがマックに載るとか…マックを買うなら今だと、私の心はマックにぐっと傾いています。マックもワードとエクセルが使えます。だったらこれまでの私の仕事に一区切りをつける意味で再スタートもいいと考えています。メールのデータは保存してあるし、ホームページのリニューアルもいい。人生の何幕目かも知れないと、それはちょっと大げさかもね(^_^);;;

夏の終わりに

■台風一過の秋晴れ?でなんとさわやかな青空! すかさずデジカメでチェックしました。北勢きらら学園のバスターミナルと奥に給食棟です。木部の塗り替えを終えてきりりと締まって見えます。FinePix4800Zのマニュアルモードで露出補正-0.9、PhotoShopLE5.0でレベル自動補正です。こうして見るとベルビアの発色ですね…
■今日の昼はスーパーで買った弁当を明和病院の木陰の白いベンチで食べました。気温は高いはずなのに西風が気持ちよくて秋を感じました。このところ夏の疲れが出たのか眠い眠いzzz

IBMの良心

■昨日は高校における特別支援教育の視点についてプレゼンテーションをしました。軽度発達障害の生徒は高校にも在籍しています。高学歴の人にも少なくありません。サポートを求めています。
■ThinkPad535EのPowerPointのバージョンは2000なのでXPで設定したアニメーションの全てが動くというわけではありませんが助かりました。ThinkPad535Eのキーボードは指先になじむとても使いやすいものでした。今のThinkPadもそうなのだろうか? 535Eはハードディスクを換装、OSをWindows95OSR2から98SEに入れ換えました。このときIBMのサイトでwindows98用のBIOSやMwaveのドライバを公開していました。今もしています。IBMの良心だと思います。コンピュータの文脈を知る人たちの姿が見えるようです。ThinkPadなどパソコン部門を手放したIBMの社員の心の痛みを思わずにいられない。あの頃をなつかしく思い出して苦楽を共にしてきた無骨な535Eが頼もしく感じました。でも、今では実用になりません。昨日のプレゼンテーションが終わってやっと夏休みが来たという気分なので次のマシンを考えます。
■EOS630の電池を買ってきました。2CR5です。勤務校の木組み部分の塗装工事が終わるので空気の澄む秋空をバックに写真に残しておこうと考えてのことです。20mmの広角を20mmとして使いたくてフルサイズのフォーマット、そして、リバーサルの発色がほしくてEOS630です。フィルム選びにあれこれ考えるのも楽しみです。
■今日の帰路はBOSEをOFFにして高速を走ってきました。

ThinkPad535E

■8月の日曜日のポコ・ア・ポコをしました。13家族のみなさんに来ていただきました。雨の中、お子さんを参加させてくださるみなさまに感謝しています。
■日曜日でしたが朝から出勤して週明けの仕事の準備をしてきました。パソコンが壊れたので不便極まりない! 明日のプレゼンテーションはThinkPad535Eを使うことにしました。もう8年も前のノートパソコンで、USBもないしPowerPointのアニメーションも制限があるけどよく動いてくれます。
■2年5か月ぶりにリンクのページを更新しました。更新といっても少し直しただけです。リンク切れやURLの変更がいくつかあって、追加もしました。個人のサイトがなくなっているとどうしたのだろうと気になります。お世話になったサイトばかりです。

明日は休養日

■自分のスケジュールを見たら明日は休暇を取ってありました。21日の日曜日のポコ・ア・ポコの会場の鍵を借りたり、10月以降の会場の予約をしたり、保険をかけたりと、しなければならないことがいくつかありますが、明日は休養の一日にします。土曜日は社会福祉法人全国心身障害児福祉財団の「地域達人ふれあいボランティア育成事業」のイベントにボランティアで参加です。
■帰りにパソコンショップに寄りました。モバイルだとモニタはやはり10インチです。でも、10インチのモニタのノートパソコンはほとんど展示品にありません。今日はVAIO Tタイプだけでした。VAIOだからよくできていますがスペックがいまひとつで、買うならオンラインでBTOを組みます。
■アテンザのオイル交換をしました。オイルを選ぶとき、「アテンザはスポーツカーですよね!」と店の人に言われて、そうか、そうだよな、と思いました。「どんな走り方をしますか?」と聞かれましたが、あまり飛ばさないからとほどほどのグレードにしました。オイル交換を済ませるとアイドリングからして音は静かだし振動もぐっと少ない。5300kmも走ってしまったけどもっと早くオイル交換をしてあげればよかったと思いました。鈴鹿でガソリンを入れました。今回の燃費は11.3km/lでした。これまでの最高は12.4km/l、最低は10.4km/lで、平均すると11km台前半です。よく走る!

スタバでカプチーノ

■昨日今日と出張で、初任者研修での講演と特別支援教育研究会の助言でした。特別支援教育に携わる先生方の熱意に私のテンションも張り詰めっぱなしでした。今日の午前中は文部科学省の特別支援教育調査官、石塚謙二さんの講演「特別支援教育の現状と課題」でした。国立特殊教育総合研究所での講義を思い出します。たいへんなつかしく思いました。
■この2日間、仕事の帰りに伊勢自動車道久居IC前のスターバックスに寄りました。私はいつもカプチーノです。カプチーノの味と香り、暖色系のインテリア、曇りながらも少し色づいた西の空…張り詰めたテンションがとけていくのがわかりました。スタバは私のお気に入りの空間です。そうそう、昨日はこの夏のバージョンのタンブラーを買いました。淡い水色ベースの海を泳ぐ色とりどりの三角の魚たちのレイアウトがα波を出しているみたいです。
■ホームページのアップは2年前まで使っていたVAIOを使っています。ニューマシンは決まりません。

Lavieダウン

■いつになく慌ただしいお盆でした。極めつけは、昨夜、LavieGのモニタが縦縞しか映らなくなって、つまり、全く使えなくなってしまいました。ここ1週間のプレゼンテーションのファイルもボツ…いや、スピーカからは起動と終了のサウンドが鳴るのでHDDは大丈夫と、今朝は開店1番に2.5インチHDDケースを買ってきました。LaviGを分解してHDDを取り出し、ケースに収めて他のコンピュータにつなぐとデータは全て残っていることがわかりました。ここ10年近くの仕事とプライベートの重要なデータ全てが入っているHDDです。ホッと胸を撫で下ろしましたが昨夜はほとんど眠れませんでした。結果、80Gのリムーバブルディスクができたものの、ノートパソコンは買わなければならないのか…出費がかさむ! 時間も今日はこれで半日かかって、夜11時過ぎまで仕事をしていました。
■次のパソコンはMacにしようしようと思うのだけど、いざ買うとなると代替マシンなのでやっぱりWindowsしか買えない。しかもiBookライクの白いパソコンはどうせMacじゃないと思うと敬遠してしまう。Macコンプレックスだな…
■午後は三重病院に出張して医療的ケアの医学個別研修を受けました。教頭になっても医療的ケアをするとは思わなかったけど子どもとかかわりがあるのはうれしいものです。30日も他のお子さんの個別研修が入っています。

水に入ると・・・

■昨日、勤務校の屋内温水プールで水治訓練のひとつを教えてもらって6年生の女の子とプールに入りました。授業では中学部の水治訓練でプールに入るときがあります。水に入ると人は変わります。子どもは生き生きします。身体を動かそうとします。息のコントロールを積極的にします。視覚も聴覚も全開で環境を認知しようとします。いっしょに入る先生との関係性が深まります。プールに入る度に私も新しい発見があります。昨日も充実したひとときでした。
■私も水は好きで、夏季休暇の今日、津の御殿場海岸に行きました。私のサイトのGALLEY 「御殿場2000夏」の海です。波もうねりもなくて久しぶりに海で泳ぎました。岸に平行にクロールで泳ぐと気分はトライアスロンです。これまで参加したレースを思い出しました。またトライアスロンに出たいという気持ちと、椎間板ヘルニアをかかえて無理をしてはいけないという気持ちが交錯してため息が出ました。でも、せめて身体だけは小麦色にと焼きました。
■午後は地元の療育サークルの依頼で音楽療法のセッションをしました。このサークルとのセッションは3年目、3回目です。初めてのお子さんが何人かいて落ち着けないのは自然なことです。24家族という大勢でアンプのボリュームはいつもの1.5倍、私も体育会系のメリハリとなりましたが、今日しかない出会いに感謝しています。

メンタルヘルスリスナー

■メンタルヘルスリスナー研修会に行って来ました。講師は愛知教育大学大学院助教授岸良範さんで、ダブルのチノパンツに黒のニットタイ、茶色のブリーフケースと、アイビーで決めたスタイルに相応しい早口でリベラルな語りは好感度120%でした。そもそも「人間関係」という言葉は日本語にはない言葉だった、個という概念が日本にはなかった、という切り口から始まる社会と人間との関係のとらえはヒューマニズムに溢れたものだ。私もささやかだけど良心でありたいと思いました。
■夜、cobaの「風のナヴィガトーレ」(東芝EMI TOCT-6996)を久しぶりに聴きました。澄んだアコーディオンの音が私に元気をくれる。さぁ、明日も笑顔でいこう!

気づきあう美しい意味

■昨日は榊原温泉の国民宿舎に泊まりました。週末にもかかわらず宿泊客は私たちのグループだけのようでした。昭和30年代にタイムスリップしたかのような、今では存在そのものが不思議というくらい旧い施設でした。湯は榊原温泉の湯で、ぬるぬるすべすべを堪能しました。
■宿泊したメンバーで、高校に在籍する軽度発達度障害の生徒への支援についても意見を交わしました。養護学校からの高校への積極的な情報発信は待ったなしの状況だと思います。ひとりひとりが今できることをしていく、これが特別支援教育の質を上げていくための重要なスタンスです。私はE・ショプラー教授の言葉を心の中でよく繰り返します。「私たちは自閉症の人々に、あなたがたの周囲の世界には、こんなに美しいいろいろな意味があるということを伝えたい。」 今、このとき、ここに、気づきあう美しい意味があるのだ。
■そんなことを考えながら翌朝(今朝)出勤して、なぜか、帰宅時には夕飯は天ぷらとそうめんにしたくて食材を買いました。キッチンドリンカーしながら天ぷらを揚げました。久しぶりにゆっくり料理ができて満足しました。油温計がこわれてから勘が頼りの揚げ物ですが、不思議と失敗はありません。天ぷら粉も計らずに溶くけどこれもなかなかのもの。料理はきっちり計ってもアバウトでもおもしろい。この頃気になっている料理はアクアパッツァです。
■障害児教育の現場では精神医療の世界にも踏み込んで子どもたちと家族をサポートする必要性があります。自傷もそうしたケースです。スティーブン・レベンクロン著、森川那智子訳『リストカットする少女たち』(集英社文庫 2005)を書店で拾い読みしたとき、クライエントとセラピストとのやりとりが生々しくて分析的で、これは読んでおかなければと思い購入しました。故ダイアナ妃は「心の痛みが大きすぎると、身体を傷つけることで助けを求めようとする」と語ったそうです。私は精神科医でも心理療法の専門家でもありませんが自傷を理解する視点はもっと勉強しなければなりません。そして、社会分業モデルとして学校が他のリソースとどんな連携が可能なのか、これも取り組まなければならない課題です。やることは山のようにある!