月別アーカイブ: 2005年12月

書くということ

■四日市の寒さはまるで北国のようです。凛とした寒さです。それが心地いいのだけど、雪がよく降ってこちらはたいへんです。仕事納めの朝も東名阪から見えるのは雪景色で50km制限でした。伊勢道と東名阪をつなぐ高架橋の路面は白くて背筋が凍りました。ひたすら慎重に走る。
■このところ車は見たこともないような汚れ方です。原因は凍結防止剤などのケミカルだと思うのですが、ボディ一面に汚れがこびりついている状態です。給油で寄ったガソリンスタンドで洗車することにしました。機械洗いで1200円は高いと思いましたが、洗い残しがなくて撥水コートはしっかり効いているし、車内もガラスやインパネを拭いて掃除機までかけてあります。待ち時間は15分。これで1200円は納得です。ここのところ車を洗う時間どころか眠る時間も十分にとれない毎日なので助かりました。そうそう、アテンザのアルミホイールの色はグレーではなくガンメタと呼ぶのが一般的だとわかりました。ずいぶん存在感がある車になりました。
■12月に入って続いていた書き物が一段落しました。時間がかかったのは高校と特別支援教育についてでした。自己像の形成、自己理解は誰にとっても大きな課題ですが、発達障害がある生徒の自己理解のサポートが高校の特別支援教育のもっとも大きな課題となってくると考えています。あと、音楽療法関係の機関誌に寄せる学校と音楽療法についても難しいテーマでした。特別支援教育はこれまで当たらず触らずにしてきた課題を真正面から突きつけています。現場のひとりひとりが踏ん張らなくては価値ある新しいページは開かない。書くことは相当なエネルギーを使いますが、自分自身を吟味することであり、意見をいただくことで糧とすることができます。新年1月の中頃にどちらも印刷物となります。
■帰りに寄った書店で本の雑誌のコーナーで足が止まりました。ここしばらく書き手モードだったので私のスタンスは物書きになっていたのかも知れません。そういえばずっと小説を読んでない! “斬新”とは“novel”のこと! この年末年始に1冊読めたらいい。

冬本番

■11日日曜日、12月のポコ・ア・ポコをしました。11家族のみなさんに来ていただきました。この日も午前中は出勤という慌ただしい毎日でしたので、ポコ・ア・ポコはほっとする空間でした。動と静のコンビネーションがいつになく心地よかったです。サンタさんは来年呼ぶことにします。
■この日は帰ってアテンザのタイヤをスタッドレスに換えました。タイヤはYOKOHAMAのiceGUARDでサイズは215/45R17、雪がない路面ではソフトで静か、ハンドルにはそれなりにクイックに反応するけどアクセルのオンオフにはまるで鈍感になってしまいました。でも、さすがに雪には強く、昨日の大雪をものともせず走ることができました。昨日、鈴鹿と四日市は20cmくらいの積雪があって、至る所でノーマルタイヤの車がスタックする中、MTなので下り坂も不安がありませんでした。松阪から四日市まで7時間半もかかってしまいましたが…とんでもない誕生日でした。7スポークのグレーのアルミホイールはそれなりに凄みがあってちょっとあやしい雰囲気です。「となりに止めたくない」と言われました。あと、5mmのスペーサーを入れてオフセットを+43にする予定で、ますます「となりに止めたくない」車になりそうです。
■18日日曜日はオペラ「ヘンゼルとグレーテル」に行きました。この前オペラに行ったのはいつのことだったのか思い出せないくらい久しぶりでした。オペラは最前列で観る!とは私のセオリー、オーケストラピットのすぐ前の席に座りました。
■オーケストラピットといっても、指揮者、シンセサイザー、パーカッションの5人と譜めくりの2人だけ。シンセサーザーはヤマハのSTAGEAでした。この演奏が素晴らしくて私は聴き入ってしまいました。音だけはオーケストラに聴き替えてましたけどね…このことは自分でも不思議でした。管パートのアーテキュレーションはとりわけ抜群で、STAGEAはこんな使い方も想定して開発されたのだろうか…だとしたらヤマハのプロデュースはすごい。STAGEAの奏者の音楽性はもちろん素晴らしい。1幕と2幕は右スピーカーの電源が入らなくて物足りない音でしたが、私はオーケストラに聴き替えながら音楽を堪能しました。
■「ヘンゼルとグレーテル」は日本語上演で、聴き取れない歌手は何語で歌っても聴き取れないものですが、主役は実力十分でほんとに楽しむことができました。主役は私の知人で、こんな時間を持ち合わせていることにただただ感動です。私もまた奏でたいと思いました。非日常の空間を持ちたいと思いました。非日常と日常はいつも同じ刹那にあるのだけど、私は器用じゃない。非日常だけの時間を持ちたい。
■この土日はフィギュアスケートグランプリフィナーレ2005も堪能しました。浅田真央が滑る度に成長する姿がいい。彼女のフリーはチャイコフスキーの「くるみ割人形」でした。今までにない「くるみ割人形」を聴かせてくれたのは彼女の舞です。身体で表現することの力を教えてくれました。安藤美姫のフリーの音楽はジャズナンバー「マイ・ファニー・ヴァレンタイン」で、ヴァイオリン・ソロが私をただ事では済まない時間に誘う。エキシビションはフィギュアスケートならではの+αの楽しみです。でも、規定のプログラムがあってこそエキシビションが映えるのだと思います。
■「情熱大陸」は花屋・東信で、またまた血が騒ぎました。彼の文脈は「どう反応するか」…緻密で濃密な時間がありました。心騒ぐ時間こそ次の扉を開くのだ。
■今日はNHT-TVで「デザインルームの6か月~伊・スーパーカー誕生」があってとりあえずHDDに録画しました。観て驚きました。フェラーリ・ロッサのデザインはピニンファリーナで、日本人デザイナーの作品でした。彼、岡山清行はピニンファリーナのチーフデザイナーなのだろうか…信じるのは自分の才能だけ、妥協はしない。今年の彼の作品はジュネーブのオートショーで最優秀を獲ったとのこと。コンセプトを貫く彼の姿は孤独だが気高い。番組で登場するトリノの車たちの姿と音、そして、バックの音楽が私を惹き付けました。明日はアテンザでアンドレア・ボチェッリの歌を聴きます。

サンタクロースの文脈

■四日市では「山に3回雪が降るとスタッドレスを履く」と聴いていて、今朝、その3回目が降ったとのことですが、きらら学園は雨でした。
■今日は病院勤務の精神保健福祉士の方と音楽療法の勉強会をしました。私は精神科医療について詳しいことは知りませんが、互いの情報交換の中で、ミュージック・ケアのメソッドは双方の原理に相通ずるところがあると思いました。今後、継続して勉強会をしていくことになりました。
■四日市の帰りに自動車用品店に頼んであったスタッドレスのホイール&タイヤのセットを受け取りました。グレーのアルミホイールはとりあえずスタッドレスにつけました。7本スポークはあまり見かけないのでちょっとうれしい。デザインはいまひとつ詰めが甘いけど袋ナットが見えるタイプなのでそれなりにシャープな印象になるかな?
■昨日は朝から松阪のムーブメントのセッションに出て、サンタクロースになって子どもたちにプレゼントをわたしました。サンタクロースになるのは初めての経験でした。サンタクロースを見つめる子どもたちの目はなんといえばいいのだろう。深い深い瞳でした。今まで見たことのない奥深さでした。クラウンもいいけどサンタもいいと思いました。ポコ・ア・ポコにもサンタさんを呼ぼうか…
■リビングのステレオが使えなくなって1年になります。CDラジカセやウォークマンなどで音楽を聴いていますがとても満足できるものではありません。聴くだけで幸せになる音ってあります。お金はちょっとかかるけどコンポーネントでそろえたいと、日々、思いは高まります。毎日アテンザでBOSEを聴いているのでなおさらです。
■今夜の「情熱大陸」は占星術研究家の鏡リュウジでした。彼のサイン会に並んだ女性がこう言っていました。「言葉がポーンと入ってくる感じ」という。そう、あなたがほしい言葉を今私が口にすることができるか、それがあなたに大きな価値を提供することになる。豊かな言葉を使うことができる才が今しばらくの社会のニーズだと思うのです。