月別アーカイブ: 2015年4月

「ゴールドベルク変奏曲」

この土曜日、前回はいつだったか思い出せないくらい久しぶりの洗車をしました。かかった時間はなんと3時間を超えました。水洗いに続いてシャンプー、そしてコンパウンドで付着した汚れを落として仕上げはクリーナー入りのコート剤というメニューです。細かな汚れを完全に落とすことはできませんでしたがまるで別の車のようになりました。走らせるとやっぱり静かです。1週間前には車内を掃除機できれいにしたので実に気持ちがいい。やろうと思えばできたはずの洗車ですが、なんというのか、気持ちの余裕がないとなかなかできないものです。新年度がスタートして3週間余、お尻に火が着くどころか半分くらい燃え出していますがそれは仕事に勢いが出てきたということ。洗車はリフレッシュになりました。

そのインプレッサで毎日聴いているのはバッハの「ゴールドベルク変奏曲」です。TBS系のテレビドラマ「アルジャーノンに花束を」のバックにベッド・ミドラーや「ゴールドベルク変奏曲」が使われていてドラマをしっかり観る時間はないものの音楽にはまってしまいました。音楽は千住明とのこと。その「ゴールドベルク変奏曲」は誰の演奏だろうとネットで検索を試みたもののわからずですが、グールドの演奏がスタンダードになっていて他の演奏はほとんど聴いたことがなかったので私の耳には新鮮に聴こえました。それではと、手持ちのキース・ジャレットのCDを聴いたり、アレクシス・ワイセンベルク、コンスタンチン・リフシッツ、高橋悠治、熊本マリ、アンドラーシュ・シフのCDを順次取り寄せたりしています。アンドラーシュ・シフの演奏はCDがアメリカからの旅の途中なので一部を視聴しただけですが、これまでグールドとキース・ジャレットの演奏しか聴かなかったのが不思議なくらいそれぞれに魅力があります。今はインスピレーションがほしいとき、リフシッツ18歳のときの水しぶきが飛んでくるようなきらめきがある演奏が相応しいかもしれない