月別アーカイブ: 2023年1月

オデッセイ、再び

これも頭のけがの“せい”と車を購入しました。RG1に続いておよそ10年ぶりのオデッセイRG3です。バリバリに凍った道を恐々走って高速に乗ったらほっと一息、名古屋のディーラーまで行きました。お目当ての車は初売りのために用意した“お買い得車”で即決でした。10時の開店から諸々の手続きが終わるまでの2時間半、波状の待ち時間は店内のウォッチングに勤しみました。立地は農作地が多く残る郊外で2014年に開店したイオンモールの中央分離帯がある片道2車線の道路を挟んだ反対側です。イオンモールの横だとそう大きくは見えないのですが店内の入り口に立つと展示車の多さと建屋の大きさは目を見張るほどでした。開店の10時に車を止めるとすぐに制服の女性が来て用を尋ね、担当者に無線で連絡して私をブースに案内しました。流れるような応対が私だけでなく次から次へと訪れる客にもなされました。店内は道沿いが総ガラス張りで天井も高く私が案内されたブースや商談のためのテーブルが10か所以上あってどんどん埋まっていきました。半導体不足で新車が不足しているなど自動車業界は苦戦を強いられていると思っていましたが私が帰るまでに新車が3台も売れるようすに驚きました。社員の動きは無駄がなくきれいな身のこなしでした。どの自動車メーカーの販売店も今はこんなのだろうかと思いました。それとも地域や販売店の風土によるのだろうか。今日は心地よい刺激がありました。

X-Pro3 再び

FUJIFILM X-Pro3が生産終了間近ではないかという情報が昨年末あたりから広がっていたのですが先週あたりから現実味を帯びてきて通販のページで新品を見つけることが難しくなってきています。FUJIFILMの中古価格も高騰しています。私が購入した本革のボディケースもいつの間にか入荷時期未定の在庫切れになってしまいました。頭をけがすることがなかったら購入することはなかったX-Pro3ブラックです。単焦点のXF23mmF2 R WRのシルバーの手持ちがあってこの組み合わせでとことん使ってみようと思っています。X-Pro3はバックモニターの不具合が訴訟になっているらしいのですがそもそも“ヒドゥン”タイプだしモニターの不具合につながる使い方(モニターの開閉)はそもそもしないだろうという楽観です。後継機X-Pro4が出ても曲者のX-Pro3はきっと手放しません。

3年ぶりの名古屋

この日曜日は3年ぶりに名古屋に行ってきました。電車に乗るのも3年ぶりでした。目的は会議に出席するためですが世話役のひとりだったのでまだ暗いうちから電車に乗って日の出は車窓から見ました。ほんのりと少しずつ明るくなる光景はきれいでした。名古屋に着くと駅前のモニュメントが撤去されたのは知っていましたが新しい高層ビルがいくつか立ち並んでいて3年という年月の長さを思いました。天気も良くビルの窓や意匠はまぶしく輝いていました。

今回、電車はアプリの交通系電子マネーを使いました。アプリを入れてチャージして、さて、ほんとにタッチだけで使えるのかどうかとあれこれ考える中でアプリを起動しなくても使えるのかどうか気になってきました。使うたびにアプリを起動するのは利便性に欠けるのできっとモニターが点いていなくても使えるはずと設定を探るとロック中も使えるようにするボタンがありました。果たして、改札を無事通過することができました。地元のバスでも使えるはずなのでずいぶん楽になります。チャージはネット環境があればいつでもできるのですこぶる便利です。こんなことはわざわざブログに書くこともないのですが私にはトピックに思えました。すると、これまで使っていたクレジットカード様の交通系ICカードは出番がなくなります。今の交通系ICカードを初めてを作ったのは10年余り前、東京のJR山手線目白駅でのことでした。そのときの光景は不思議と鮮明に覚えています。以来、どこへ行くにもそのカードは手放せなくなって大活躍しました。ところがコロナが感染拡大して県外への移動はおろか地元の公共交通機関も利用しなくなってからというものペンギン柄のカードは革のケースに入れたまま手帳を転々としていました。そのカードを今日久しぶりに手にしたのですがスマホアプリ版をインストールしてあったことを思い出しました。カードからアプリに残高を引き継げないのでインストールしたものの使わなかったのは残高ではなくそのカードにまつわる記憶が途切れてしまうようで躊躇していました。

この一か月

昨年末といっても12月半ばに不覚にも倒れて前頭部をけがをしたことがありました。前頭部はすでに2回けがをして縫ったことがあるのでこれで3度目かと妙に冷静で「縫うほうが治りが早いな」と思って病院を探したところ夜間は救急搬送でないと受け入れられないとわかって止血しただけで翌日病院に行きました。「昨日だったら縫ったけど傷はふさいでいるのでこのままにしましょう」と、これは予想通りの所見でした。今回よかったのは病院でCTを受けて何も異常がないことがわかったことでした。けがの影響よりもその前から時々あった頭痛がCTでわかる範囲ではあるものの異常がないことがわかって一安心しました。倒れた日まで2週間余り、睡眠時間が4時間前後の日が続いて相当疲れが溜まっていたことが考えられます。それでも眠くなかったのは余計に危険な兆候だったと思っています。以来、とにかく睡眠時間をたくさん取ることにしてせっせと横になるといってもそうそう眠れるものではありません。やっと数時間の睡眠で落ち着いてきました。そして、やりたいことはできるうちにやっておこうと大晦日には近隣の雪山に登りました。頂上近くの稜線では雲間からほんの少しのぞいた陽光に霧氷と凍った霧というのかダイヤモンドダストなのだろうか、きらきら輝きながら舞う光景と棘のように伸びた夥しい霧氷を見ることができました。この1か月はけっして大げさでなく甦りのひと月だったと思います。X-Pro3はけがをしなかったら買わなかったカメラです。先週末の3連休には3年ぶりに京都に行って嵯峨野を散策して濃い時間を経験しました。元旦にはグニラ・ダールベリ/ピーター・モス/アラン・ペンス著 浅井幸子監訳の『「保育の質」を超えて 評価のオルタナティブを探る』(ミネルヴァ書房 2022)が届いて遅々として進みませんがたいへんなことが書いてある本にちがいないと少しずつ読んでいます。毎日毎日、不確実性に翻弄されている感がありますがそれゆえ面白いと思っています。