月別アーカイブ: 2013年12月

「エテュード・アルモニーク」

大晦日の今日、萩原英彦作曲「こどもためのピアノ曲集 エテュード・アルモニーク」のCDが届きました。この曲集はまず楽譜で知ってレコードを買いました。CDのケースには「1985」のプリントがあって、レコードの発売の年かと思います。実に28年も前のことです。早速インプレッサで聴いたところ音はたいへんクリアでなつかしい曲がよみがえってきました。萩原英彦は矢沢宰の詩集「光る砂漠」に曲をつけた合唱組曲で知りました。矢沢宰の痛々しいほどの澄んだ言葉が自在に浮遊するかのような音楽に乗って舞う印象がありました。「エテュード・アルモニーク」は「こどものためのピアノ曲集」がコンセプトゆえに共通するピュアな楽曲観が感じられます。YouTubeには京都エコーの1980年の録音がアップされていて、この年は京都で京都エコーを幾度か聴いた頃ですごくなつかしい。でも、音楽は単にノスタルジーで聴くばかりではない。聴けば聴くほどにその時々の感じ方があって新鮮です。ところでこのCDは宮崎県から届きました。誰がどんなきっかけで買い求めたのだろうか。

大掃除

今年の仕事は出張で締めくくりでした。その翌日から今日まで、そして明日も掃除で明け暮れてもなお片付かないのは自分の性と半ば諦めもありますが、本とCDの収納は天井までの本棚の自作するしかないと考えるようになっています。物置に置いていた壊れたプリンタや掃除機などは市の清掃工場に持ち込みました。燃えるゴミも持ち込みましたが意外にも待ち時間なしでした。あっという間に終わったので近くの本居宣長の奥墓に行ってみたところ20分近くも崩れたところのある石段を登ることになって、汗、汗でした。展望台の周囲の木がじゃまをしていましたが松阪市中心部と伊勢湾を一望できるロケーションは本居宣長がここに墓をと選んだのもわかるようでした。石段には楓の葉が幾重にも重なっていて紅葉の季節はきっときれいなことと思いました。また、昨日はインプレッサのタイヤをスタッドレスに交換したこともあって足は筋肉痛です。

年末はなぜか家電製品の不調が目立ちます。今月はリビングの照明をLEDに交換したり掃除機を新調したりでした。LED照明は4万時間=12時間使用で9年余という長寿命や調光、リモコン操作など実用上のメリットもあって他の部屋もLED照明に交換しようと考えています。意外におもしろいのは調光で、明るさによって部屋の印象が大きく変わって他の照明とも組み合わせてみたいところ。ところで、9年後の自分の年齢のことを思うとちょっとばかり複雑ではありますが。

12月のポコ・ア・ポコ

12月のポコ・ア・ポコは4家族のみなさまにご参加いただきました。今回は地元の療育センターの先生やとなりの市の療育センターでご紹介いただいたお子さんも来ていただいてフォーマルな支援機関とのつながりを実感しました。もちろんポコ・ア・ポコはアンフォーマルな活動で、フォーマルとアンフォーマルとの両面の支援や見守りが地域社会の基礎体力となります。その両面の最前線を知ることで学ぶことも少なくありません。ポコ・ア・ポコの役割はほんとに小さなことですが息長く続けていきたいと思っています。

カメラと写真

オリンパス E-P5のボディジャケットの交換品が届きました。代替品のボディジャケットとストラップは返却不要とのことで2セットが手元にあります。この対応に要した費用は相当なものと思いますがユーザーにとってはありがたいもの。革の品質もよくなっているように思います。マイクロフォーサーズという新規格を飛躍的に普及させたのは初代“ペン”のE-P1ですが、E-P1以来デザインもハードも大きくステップアップさせたE-P5に尾を引くような汚点をつけたくなかったこともあるでしょう。そもそもレンズ交換式のデジタルカメラの小型化へのシフトは今も続いていてこの点でオリンパスに先見の明ありというものです。このサイズ、このウエイトでレンズ交換式という使い勝手はすごくいい。E-P1とE-P5を比較するとコンセプトの根幹は同じくしてもまるで別物の印象があります。何よりもまず画質の向上が著しい。きれいに見せる絵作りをしながらも破綻なく品を失わないチューニングが絶妙と言えるでしょうか。でも、それは同じレンズの性能の限界をまざまざと見せつけるほど。後発のOM-D E-M1のハードとは大きな隔たりがあって悔しいところではありますが。それはさておき、こうした絵作りはフジフィルムが得意とする手法でしょう。記憶色という概念です。

写真といえば、昨年撮った紅葉の写真を所望する方からお話をいただいて2枚を四つ切ワイドにしてお分けしたところ某病院で飾ってもらえることになったようです。その写真はEOS 5Dmk2で撮ったものですが目の前のあまりのきれいさに動転してしまってカメラの設定が不十分なままでした。失ったものの大きさを思うとこれを教訓にしてもっと確かな写真を撮りたいと、ちょっと大げさですが意を決した次第です。