ソフトウエア・デザイン

■今テレビで『題名のない音楽会』が始まって鈴木重子のクリスマスソングをききながら書いています。
■昨日の朝、アット・ニフティから「お誕生日おめでとうございます」というメールが届いて、あっ、そうか、誕生日だったと思い出しました。
■古本屋で本を3冊買いました。『実録!天才プログラマー』(マイクロソフトプレス編、岡和夫訳、アスキー出版局、1987)、『ヘレン・ケラーはどう教育されたかーサリバン先生の記録ー』(アン・サリバン著、槇恭子訳、明治図書、1973)、『ソフィーの世界ー哲学者からの不思議な手紙ー』(ヨースタイン・ゴルデル著、須田朗監修、池田香代子訳、NHK出版、1995)で、100円、100円、700円という値段!
■『実録!天才プログラマー』は予想通りの内容でした。コンピュータのソフトウエア・プログラマーたちはどうやってあのプログラムをデザインするのか。プログラマーたちはインタビューでその技術だけでなくセンス、美学、哲学についても語っています。プログラムというよりデザインですね。エクセルをデザインしたチャールズ・シモニイは「プログラミングは芸術です。ちょうど高エネルギー物理学がそうであるようにね。」「最良のアルゴリズムをつかむのは科学です。そして、構造を心に描くのは芸術です。」と語っています。彼のインタビューは、ワードやエクセルの特性に始まって、ヘリコプターの操縦、現代詩へと及んだとのこと。コンピュータを理解するにはコンピュータの歴史を知ることが大事だということを本で読んだことがあります。コンピュータの理解の意味するところはその本の文脈を知らなければそれこそ理解できませんが、私はその本を読んで妙に納得してしまったことを覚えています。コンピュータは科学の最先端という印象がありますが、どこか気まぐれなところがあってコンピュータと格闘している自分がおかしくなるときがあります。そう、自分を意識してしまうところは芸術といっていいのかも知れない。コンピュータそのものを芸術だと仮定するといくつか腑に落ちておもしろい。ルネッサンスやゴシックもあればコンテンポラリーもある。とくに自由度の高いソフトウエアのデザインはアートの感覚で創造し構築していくのだろうと想像できます。この本を読み始めて今年の疲れがふっとんでしまいました。なんと価値ある100円!
■『ヘレン・ケラーはどう教育されたかーサリバン先生の記録ー』は障害児教育の大事な原則を彼女が見いだしていった記録でもあります。例えば、「私は、今のところヘレンに規則正しい授業をしないようにしています。…子どもがまだ役に立つ用語を習得していない時期に、勉強の時間や場所を決めたり、また決められた課題を暗唱するように強いることはまちがいだということについ最近気づきました。」…これも100円だよ!
■『ソフィーの世界ー哲学者からの不思議な世界ー』はまたいつか読むかな、と思って買いました。昨日はこういう傾向の本ばかり目についたわけで、どうしてだろうね。
■テレビでは鈴木重子が羽田健太郎のピアノ・トリオでジャズアレンジのクリスマスソングを歌っています。もう、うっとり! 今日のドライブは彼女の歌をききながら!

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