MacでXGシステム

土曜日の朝、@niftyから「お誕生日おめでとうございます」のメールが届いて、今日こそIntel Macに移行しようと時間を取りました。G4とIntel Mac、そして、IEEE1394ケーブルを用意してテーブルに陣取りました。設定やデータの移行は小1時間ですんなりと終わりました。iTunesなどのデータはもちろん、無線LANの設定も、おまけにMicrosoft Office for Mac2004まで移行してしまいました。しかも使えます。これは御法度なのでアンインストールして新しく購入した2004をインストールすることにします。2008へのアップグレードキャンペーンで購入したパッケージです。
さて、いちばんの山はParallels Desktop 3.0 for MacとWindowsXPのインストールです。Parallelsのインストールはスムーズに行きましたが、XPはインストールする最初のステップがわからない。とうとう今朝からやり直すことになりました。Parallelsのあちこちを見てやっとXPのプロダクトキーの入力画面にたどり着きました。ここまで来るとあとは画面の指示通りで、「完了まで39分」の文字が見えました。やれやれと思って朝食のトーストを用意して、食べて、コーヒーを飲んで・・・ところがなかなか進まないようす。なんと、「完了まで39分」の数字が減るところまで1時間30分以上かかってしまいました。
MacのモニタにWindowsXPが出て作動するシーンはまことに不思議で、早速、いくつかアプリケーションソフトをインストールしました。アプリケーションをインストールするとその度に動作が不安定になって、電源ボタン長押しの強制終了を計4回することになりました。YAMAHAのXGworksに至ってはテンポがぎくしゃくして音楽にならない。バッファなど設定を変えても直らない。こんなときは再起動とWindowsXPを再起動してみました。もちろんMacは起動したままで、これもすごく不思議です。こうしてやっとXGworksとMU500が安定して使えるようになりました。おもしろいのはフリーズに至る操作を繰り返しても3回目くらいからきちんと動くことです。けっこう高度な学習をしていると感心!
XGシステムのためにIntel Macを購入したので、もう、うれしいやらほっとするやらでただただ安堵するばかり。でも、こうなるといろいろ試したくなって、XGworksでMU500をドライヴしながらGarageBandでサンプル曲を演奏してみました。これが何の問題もなく異なる音楽を奏でるのだから驚きです。次はSOL2とMU2000です。
15inchのMacBook Proは快適そのもので、これ1台ですべてがカバーできることもあって安心感があります。iTuensの音もG4よりずっとクオリティが高い。高輝度のモニタも反射タイプできれいです。最高のツールといえます。
映画「ピアノの森」のDVDが金曜日からレンタルが始まって早速観ました。この映画の文脈は子どもの頃からピアノを習って来た人にとっては誰もが通った道かも知れません。弾きたいように弾けるためには基礎練習が欠かせなくて、でも、つまらなくて、ところが、基礎練習をきちんとすると驚くほど弾ける。楽器はどれもそうで、独学でもこのプロセスはどこかに組み込んでしまうものです。奏でたい、という気持ちが基礎練習をさらに意味のあるものにしていきます。
一ノ瀬海が弾くピアノはどこまでも真っ直ぐで一途な彼の人となりそのもので魅力的です。彼の境遇も相俟って“コンクール”で互角以上に魅せる音楽を奏でる姿は痛快ですらある。弾きたいように弾くことで彼は自己を自己たらしめている。彼のようにピアノを弾きたいと思う人はたくさんいる。ピアノでなくてもいい。自己を自己たらしめる営みを誰もが求めている。

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