音楽の自立

■朝、西の空に虹が出ていてとてもきれいでした。今日は一日休暇をとって県内の養護学校の体験入学に行って来ました。真摯な対応で気持ちのいいものでした。
■帰りに鈴鹿のイオン・ベルシティに行きました。1階でクラリネットとピアノのデュオの生演奏をしていました。クラリネットのアーティキュレーションがすばらしくて聴き入ってしまいました。ひとつひとつの音たちが歌っているようでした。曲は聞き覚えがある…ドラマ「冬のソナタ」の「はじめから今まで」でした。でも、ドラマの影を引きずっていないドライな演奏です。私は2階の島村楽器で楽譜を探しました。譜面で選んだのはヤマハのCD付楽譜です。車に戻ってすぐそのCDを聴きました。イメージ通りのアレンジというだけでなくドライかつ音楽的に腑に落ちる演奏にまたまた聴き入ってしまいました。ピアノ演奏は西本梨江です。譜面はジョージ・ウィンストンのそれと似た印象です。音楽はそれだけでなくいろんな背景といっしょに記憶されるものだけど、「冬のソナタ」の音楽もドラマから離れて演奏されて、そう、“自立”させることも大事ではないのだろうか。このところカヴァーが多い「冬のソナタ」の音楽だから余計にそう思うのだ。楽曲は作曲家から離れて旅立ち、演奏家は自分の言葉として演奏し、聴く人は自分の聴き方で聴くものではないのだろうか。
■ロシアの学校を狙ったテロはターゲットが学校の入学式の子どもたちというあまりに非人間的な行為で理由は何であれ決して許されるものではない。私は強く抗議する。

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