大阪にて

所用で大阪に1泊しました。昨日は鹿児島に行く知人を送りに新大阪駅に行ったところ台風7号の影響が続いていて新大阪始発の九州新幹線さくらやみずほまでもが70分とか110分遅れとか。改札前の電光掲示板をひたすら見てホームに入るタイミングを探ることになりました。列車は順に走るので順に遅れるものと思っていましたが、電光掲示板を見ていると必ずしも時刻表の順に遅れて発車するわけではないことがわかってきました。スマホで各列車の運行状況をチェックすると乗車予定のさくらがほどなく新大阪駅に入ってくることがわかってあたふたとホームに向かいました。時刻表ではその前に発車するはずのさくらよりも早いという逆転が起こっていました。車両のやりくりからそうなることは考えればさもありなんです。1時間20分遅れのさくらに無事乗車して見送ることができました。

昨日今日とリフレッシュ休暇を取ってあるのでそのまま大阪に留まって1泊した次第です。昨日はまず期限が迫っている仕事をスタバで片づけました。明日明後日は東京なのですでにノマド気分でした。捗りました。そして、まんだらけグランドカオスに向かいました。ところがスマホのナビがかなり遠方をガイドするので調べたところ移転していることがわかりました。途中、戎橋筋の道具店や日本橋の電気街に寄ったりしてずいぶん歩きました。まんだらけはサブカルチャーの老舗ですが哲学書など人文書の古本が相場より安価に設定されいることが多く、昨日もこれまで手が出なかった本を買い求めることができました。ソール・ライター著『ソール・ライターのすべて』(青幻舎 2017)とサイモン・モリソン著、赤尾雄人監修・訳、加藤裕理訳、斎藤慶子訳『ボリショイ秘史:帝政期から現代までのロシア・バレエ』(白水社 2021)などです。前者は写真が豊富で見応えがあります。後者は帝政ロシアでなぜあのような華麗なバレエが生まれ、ロマノフ王朝末期の社会不安が募る中でチャイコフスキーがなぜあのような美しいバレエ曲を書いたのか、書けたのかという私の疑問に答えてくれそうに思っています。旅先で古本を買い求めたときの悩み、それはどうやって持ち帰るかということです。今回も然り。バックパックで来たので背負って帰ることになります。

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