山行の三種の神器

この夏は木曽駒ケ岳や高尾山の登山やバックパックでの遠出などで山行の道具を使う機会があっていろいろ勉強になりました。ザックやウェア、登山靴などは命をあずける道具なので機能第一なのですが私はどうしてもデザインに関心が行って、でも、デザインと機能は相対関係があるところもわかってきてますます楽しい悩みとなっています。そして、自分のスタイルとなってくれそうな山行の道具が絞り込みの段階に入ってきました。登山の三種の神器はザックと靴、そしてレインウェアらしい。

ザックは日常の低山用としてザ・ノースフェイスのボレアリス旧モデルですが冬季に向けて往年のマウンテンダックスのピラー30(30L)に切り替えます。そして小屋泊用としてオスプレーのケストレル38(36L)、テント泊を視野としたミレーのサースフェー60+20です。旅行はミレーのクーラ40(40L)です。他に優れ物もあると思いますがここしばらくはミレーとオスプレーになりそうです。ミレーはフォルムが細長くて荷物を入れても型崩れしないのでとてもスマートに見えます。クーラ40は都会の満員電車でも邪魔になりにくくて取り回しも楽です。ミレーのザックが細長いのはヨーロッパアルプスの険峻なルートを歩くためのデザインだとか。一方のオスプレーはアメリカらしい合理性がほどよく行き渡った機能が生み出す使い勝手がすこぶるいい。しばらくミレーとオスプレーを使って次の選択を考えることになるでしょう。

靴は夏の縦走までのモンベルのツォロミーブーツはハイカット、ミッドカットはキャラバンのC2-02 GTXとメレルのカメレオン、そして旅靴のメレルのモアブミッドの4足です。もっとも頼れるのはツォロミーですがその力を発揮してもらうためには靴紐の締め方にかかっています。この靴をある程度履きこなすことができるようになったら冬山用のハイカットをチョイスすることもできるようになると思って毎回あれこれと試行しています。その点少々アバウトでもそこそこ登れるのはミッドカットのキャラバンです。廃盤時に半額以下だったのでもう1足買ってもよかったかなと思いますが履き方がいい加減になってしまいそうでもあります。機能的にはほどほどで長期間の縦走は難しいかもしれません。ミッドカットのカメレオンとモアブは足入れのときになんの違和感もなかった靴です。カメレオンはウェットで滑りやすいのですが軽快でオールマイティなキャラクターと思います。モアブは旧モデルですがこちらはウェットでも滑りにくいのでカメレオン以上のオールマイティで街歩きから低山登山、里山程度のロングトレイルまで守備範囲は広い。

レインウェアはモンベルのレインダンサーの上下とフレネイパーカです。どちらもゴアテックスで梅雨時でも蒸れないという優れものです。フレネイパーカは雪山用です。

今夜の毎日放送「情熱大陸」は富士山の山岳医 大城和恵さんでした。山の怖さが現実感をともなって伝わってきました。

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