日別アーカイブ: 2008-07-20

「篤姫」の音楽

地元の特別支援学校のスクールサポーター養成講座で音楽療法と「ともに楽しむこと」についてお話をさせていただき、また、ポコ・ア・ポコのプログラムを体験していただきました。前半の話はどうしても専門用語や概念の説明で難しくなります。さらに理解を深めていただけるように私自身もっと勉強をしなければなりません。セッションは「私がすごく楽しかったです」と笑顔で話してくださったお母さんがみえて私もたいへんうれしく思いました。
駐車場のアテンザに機材を載せたらそれだけで機材の表面が相当な温度になりました。車外温度計は42度、走ってしばらくしても35度というたいへんな暑さです。寄りたいところもあったのですが、機材がダメージを受けないように家に直帰することにしました。機材を降ろして収納するだけでまた一汗です。この猛暑は異常だと思いながらも汗をかくこと自体は気持ちがいいものです。
このところ日曜日の夜はNHK-TVで「篤姫」を観ています。このドラマに関心をもったのはその音楽が始まりでした。吉俣良作曲で、高校の吹奏楽でも人気の曲だとか。「篤姫」の音楽は覚えやすい旋律があるでもなく、ドラマチックでもない。ふと気づくとそこに音楽がある。役者と台詞がひととおりの役目を終えたあたりから音楽がそっと後押しをする。かと思うと篤姫が大胆に動くときはロック紛いの音楽が顔を出す。実に巧みなのだが、私は音楽が下支えに徹する役回りをきちんと果たしている巧みさこそこの作曲家のすごさだと思います。音楽がきちんと機能している音楽です。若い人たちがこの音楽を支持していることはうれしいことです。などと思いながらドラマを観ているとドラマそのものもたいへん魅力的です。台本もいいのですが宮崎あおいをはじめ巧みなキャスティングがそのよさを相乗的に高めているので文字通り観応えがあります。「篤姫」のサントラはぜひ手もとにおきたい。
今朝、特別支援学校に向かう里山を縫って走る道でFMから高橋真梨子の「教会へ行く」が流れてきたとき、その里山の道と高橋真梨子の歌が絶妙にシンクロナイズして高揚感を覚えました。彼女の歌も素敵だ。
YAMAHA P-70Sのキャリングケースが届きました。申し分のないサイズで、譜面立てとペダル、ACアダプター、そして楽譜が収納できます。化繊ですがサイズが大きいのでケースだけでもけっこうな重さですが、それでも前のキーボードと比べて格段の軽さです。