Eスパニッシュ・モード

■昨年の冬から庭の手入れはただ草取りばかりです。ところが、ひとり生えのピンクの丸い花が殖えて、そして、2本の楓と1本のニセアカシアの落ち葉が庭一面に広がってとてもきれいです。カントリーブルーのウッドデッキにもニセアカシアの枯葉がたくさん落ちてホッとする空間となっています。でも、そこでゆっくりする時間はありません。ここしばらく判断が難しいことが続いて、ただルーティンをこなしていくだけならこんなことにはならないのですが、これは性分だから仕方がないと思っています。このところ考える時間がなくて何もかもが不消化という毎日です。
■先週の日曜日にミュージック・ケアの総合研修第4回に行ってきました。「キーポジション」をひとりひとりチェックしてもらってクライアントとどんなスタンスをとっていくのかという音楽療法の自分の「キーポジション」も意識することができました。新曲の書き取りもたくさんあって充実した研修でした。
■先々週、「芸術に恋して」という番組で「フラメンコ~神秘の生きた芸術~」を見て、ここのところEスパニッシュというモードにはまっています。EスパニッシュはEから始まるモードで、そういえばギターの6本の弦のチューニングはEに始まってEに終わることに気づいて、もしかしたらギターはEがキートーンかも知れないと考えています。私にはピアノの方が勝手がよくて、Eスパニッシュ・モードで思いつくまま弾いています。勤務先の養護学校で音楽の時間の前にコンバス(フラメンコのリズム)を意識して弾いていたら担当している小学部3年生の女の子がタンバリンを持ってきていつになく生き生きとタンバリンを叩いて応えてくれて、「何という歌?」と聞いてきたのです。こんなことは初めてで驚きました。Eスパニッシュ・モードとコンバスの不思議な力を思い知らされた次第です。
■音楽療法の即興演奏ではモダン・ジャズと同様にモードという概念で奏されることが多くあります。モードは「旋法」と訳されています。世界の各地で生活の中から口ずさみ生まれてきた音の配列はそれだけに人々の心に寄り添い心と身体を大きく動かす力を持っているのだと思います。今、日本で商業ベースに乗っている音楽はコードの配列という和声の概念、とりわけ「ドミナント・エンジン」が支配的といえます。その中でつんくがアラブ・モード(マカーム)の要素を入れた曲を作ってヒットしたのは興味深い。音楽療法ではマカームは筋緊張の障害があるクライエントのセッションでよく使われるとか。砂漠という厳しい自然の中の生活から生まれてきたモードは筋緊張の障害がある人たちの「モード」と共感し合うのかも知れない。
■この「COFFEE TIME」にページ内リンクを張りました。インデックスに並んだ見出しを見ると音楽の話題ばかりで、これは音楽のページにアップすべきかと…でも他の話題も入っているし、いつか、整理します。
■デジカメが故障してしまいました。フジフィルムのFinePix4700zはバッテリー管理に“難”があるとのことで、充電済みのバッテリーでもエンプティの表示が出て動かないことがあります。でも、当時のフラッグシップモデルなのでそれを承知で買いました。フジフィルムのデジカメの絵作りはお気に入りです。EBCフジノンとjpegの絵作り、そしてプリントまで一貫したベルビア&プロビア譲りのカラーマネジメントはさすがとしか言い様がありません。FinePix4700zは1年半調子よく動いてきましたが、いざその症状が出るとお手上げ状態です。1年で4000ショットはちょっと荷が重かったか…修理に出します。

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