日別アーカイブ: 2022-01-29

Windows11+XGworks4

YAMAHAの音源モジュールMU500を購入したのが2001年の秋、同梱のXGworks4も同時に使い始めました。その後、Windowsを買い替える度に、そして、Windows OSのバージョンアップの度にXGworksとMU500が動くかどうか確かめてきました。Mac+Parallels Desktop+Windows OSでも、また、Mac+Boot Camp+Windows OSでも使ってきました。そして20年後、いよいよWindows11 PCで試すことになりました。結果、問題なく動くことがわかりました。あっけないほど簡単にインストールできました。アップデートプログラムでXGworksは4.07になりました。USBドライバはWindows10に対応するために2018年にYAMAHAがアップデートしています。メルカリやヤフオクでXG音源モジュールを見ると今でもけっこうな値段で取引きがされていることがわかりました。やはり音楽は保守的志向なのかと考えてしまいます。音の好みについての話です。以前、Rhodes Pianoが製造終了後あまりに年月が経っているので法的に電気製品として使えなくなるかもしれないというニュースを見たことがあります。Rhodes Pianoは今も使われているのでそれはクリアできたのか私の記憶違いだったかですが、音の記憶は身体に浸み込むもので「この音でなければ!」とこだわる音楽家が少なくないと思っています。「人生を愉しむための大人のオペラ講座」で聴いたカール・ベーム指揮のウィーンフィルハーモニー管弦楽団の演奏もそうでした。ウィーンフィルは決まったモデルの楽器で統一されているので尚更です。XGの音も私の身体の奥深くに浸み込んでいます。Windows11でも使えたということはこの先10年は使っていけるでしょうか。

今回、Windows11 PCにXGworksをインストールしたのは今月から使い始めたLenovo YOGA slim 750 Orchidの機動性を活かしてある曲の打込みと演奏をしたかったからです。ある曲とはホルストの「惑星」より平原綾香が歌った「ジュピター」です。知人がこの曲をテナーサックスで吹くというのでバックはシンセでやってはどうだろうということです。XGのSFっぽい音やオルガンの重低音、そして、シンセストリングスの音などを少し入れるだけでそれなりの雰囲気が出て自分が作ったとは思えないほどのインパクトがあります。こんな作業は面白くてたまらない。夢中になって没頭してしまいます。