映画「ローズの秘密の頁」

ゴールデンウイーク初日の映画館は観客もちらほらといった程度でしたが作品は濃密な充実感がありました。「ローズの秘密の頁」のような精神のうつろいをこまやかに描いた映画はいつでも観ることができるものではない。こちらも心の準備が要ります。今回、ネットでこの映画のことを知ってそこはかとなく予感していたものがそのままあって、また、私自身、心の底から堪能することができました。脳の再起動にエネルギーを与えてくれたように思います。音楽ではピアノの音の響きが豊かできれいでした。わざとそんな調律をしているのだろうかと勘ぐりたくなるような平均律のうねりと余韻がありました。自分の感じ方でいちばん驚いたのは最後の歌でした。「ことばのとおり歌っている」と思いました。ことばとは言語そのもののことです。そのことばが普段話されているとおりの歌です。こんなふうに歌われる日本語や日本の歌ってあるのだろうかと思いました。

明日明後日は日本在宅医学会です。介護民俗学の六車由実さん、自殺希少地域の本を書かれた森川すいめいさん、オープンダイアローグやユマニチュード等々が一堂に会することを知ったときは自分の目を疑いました。しっかり勉強してこようと思います。

昨夜、iPad pro 10.5inchとアップルペンシルが届きました。学会のメモツールにとの目論見です。実際に自分のものとして手にすると思いの外大きく、また、ツールとしての奥深さを感じています。カバーを付けると一回り大きく重く、オレはただ者ではないぞ!と突っぱねられているようです。アップルペンシルも然り。明日明後日の学会でメモツールとして使いたかったのですが思いの外敷居は高そうです。

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