日別アーカイブ: 2013-11-30

音楽三昧へ

注文して忘れかけていたCDがイギリスから届きました。バイバ・スクリデのシューマンのバイオリン協奏曲とチェロ協奏曲のバイオリン編曲版です。シューマンのバイオリン協奏曲は初めて聴くように思います。バイオリンのヴィルトゥオーゾぶりは影を潜めて室内楽的な調和感が心地よい楽曲と演奏です。晩秋には昼過ぎからもお似合いか。少し遠くで奏されるようなおだやかな音楽です。

今日は輸入盤CDのまとめ買いセールでワグナーのオペラ全集とブーレーズ指揮のシェーンベルク集、F=ディースカウとポリーニの「冬の旅」、ケネディ大統領の追悼ミサ実況のモーツァルト「レクイエム」を注文しました。ワグナーのオペラは初めての購入ですがこれは堪えて堪えてのことです。聴くと人生が変わってしまいそうな怖さ故です。そろそろ不惑の歳かと踏み切りました。ブーレーズ指揮のシェーンベルク集は演奏の構造感に好感を寄せるレビューを読んでのこと。F=ディースカウの「冬の旅」は歌だけでなくポリーニのピアノ伴奏がただごとではないらしい。JFKの追悼ミサのモツレクは高校のとき聴いて今も印象に残っています。レクイエム然とした空気感が伝わる録音だと思いました。CDの枚数は計56枚。1枚200円もしないという価格は驚くばかりです。届くのは12月半ば以降なので年末年始の楽しみです。

先日、NHK・BSで薬師丸ひろ子のコンサートの放送があってDVDにしてインプレッサで聴いたところ歌もバックも聴き応え十分で堪能しました。薬師丸ひろ子の歌は間違いなくすごくうまくなっていてデテールも実に小気味よい歌いまわしです。バックは武部聡志で魅力たっぷりのアレンジと演奏がただただすごい。今にしてみれば薬師丸ひろ子の歌とその周辺は日本の音楽のひとつの原型たり得る凝縮されたものがあるように思います。