日別アーカイブ: 2013-11-15

“PATH”

全国肢体不自由教育研究協議会のポスターセッションで“PATH”(Planning Alternative Tomorrow with Hope「パス」)を取り上げている発表があって聞いてみるとやはり熊本大学の干川隆先生の系譜がありました。私が初めて“PATH”を知ったのは2000年の国立特殊教育総合研究所(当時)の干川先生の講義でした。アメリカのIEPの理念と経緯のベースに“PATH”の考え方が象徴的にあるように思い、たいへん印象的でした。当時はアメリカのウエブサイトくらいしか情報がなくて日々の実践に直接つながるところにエネルギーを集中してしまい、講演等で何度か引用したことはあるものの13年ぶりの出会いになってしまいました。今回、発表者から資料等の情報をいただいたので勉強をしたいと思っています。

私は初日13日に発表の機会をいただき、勤務校の「来て見て知って 肢体不自由の子どもの支援スキル」の取組の文脈を中心に話をしました。必然、どうしても観念的な内容になってしまいましたがまたとない機会と考え、思い切ってのことでした。物事の判断にはそうした理念と哲学が欠かせないと思っています。

秋田は移動日の12日から13日朝にかけて積雪がありました。秋田の初雪としては平年並とのことですが1~2週間前までクールビズでも汗をかいていた私には驚きでした。冬のコートまでは用意したものの積雪の中を歩くことまでは想定できませんでした。13日の朝は恐る恐る一歩ずつ歩きました。それでも雪景色はやっぱりきれいで、千秋公園の枯れた大賀蓮に雪がかぶっている景色は静謐そのものでした。少し歩くと「ここより異界」の木札があって何だろうと思いましたが立ち寄る時間はありませんでした。

それにしても秋田は遠かった。午後2時にスーパーこまちに乗って自宅着は夜10時過ぎでした。飛行機は霧のため飛ばなかったようで秋田にもう1泊することになった人もいたようでした。でも、秋田はゆっくり回ってみたいところでした。