日別アーカイブ: 2009-07-19

脳科学と社会構成主義

この蒸し暑さで身体のエネルギーと水分がどんどん抜けていくようで水分補給とスローペースに徹してダウンしないように気をつけるのみです。とはいっても何かと無理をしてしまうことがあって疲れもピークです。今日明日でリカバリと思っていますが、少し前に炎天下を200mほどを走って会議に駆けつけることがあってこれは意外にも気持ちよくて、わずか200mですが身体と対話することができたように思います。リカバリも休養と適度の運動とのコンビネーションが大事!
今朝の朝日新聞に「特別支援学級 窓に金属の柵」との記事がありました。学校、保護者、教育委員会、学識者、それぞれのコメントの文脈がわかるだけに難しい判断だったことが伝わる。子どもの安全と健やかな成長を祈るばかりだ。関係の方々でよりよい方向を見出してほしい。客観的かつ冷静に報道した朝日新聞のバランス感覚がせめてもの救いだ。
同じく今朝の朝日新聞の「読書」のページで藤井直敬著『つながる脳』(NTT出版 2009)の書評を読んで腑に落ちるところがありました。脳科学ブームもともするとスタンドアローンの脳を取り扱うスタンスに終始するところがあります。しかし、私たちは決してひとりで生きているのではない。他者との関係性において自己がある。書評にあるように「『ケア』や『コミュニティー』といったコンセプト」の重要性がクローズアップされてくる。社会構成主義の視点が脳科学に入っていることと思います。早速、Amazonで注文しようとするといきなりの「在庫切れ」・・・今朝の朝日新聞を読んだ人たちがポチッとしたのでしょう。
パワーポイントの資料を作っていてスライドのデザインが今ひとつしっくりしないのでテンプレートを探しています。いつだったかATACカンファレンスでグレーバックに黄色の文字がとてもおしゃれで斬新だったことを時々思い出します。パワーポイントに用意されているテンプレートは日本文化と距離感があるように思います。私が探しているのは淡い色調でシンプルなデザインで、ネットでフリーのテンプレートでいくつか候補を見つけることができましたがグリーン系はやはり少ない。時間切れになりそうなので今回はブルー系で調整しています。内容は病弱教育についてです。持ち時間は20分、プロットの見定めとコンテンツの絞り込みに時間がかかっています。
夕方に映画「耳をすませて」をDVDで観ました。もう何回も観たはずなのに映像も台詞も音楽も新鮮でしっかり観てしまいました。昨年訪れた聖蹟桜ヶ丘を思い出してとても懐かしく思いました。