「日本一やさしい学校」

金曜日に東京都立あきる野学園養護学校の公開研究会に行ってきました。早朝からの公開授業と都心からのアクセスを考えて前夜発の高速バスで行きました。ところが、JR中央線の車両トラブルもあって池袋から2時間もかかってしまい、何とか間に合わせることができた次第です。あきる野学園養護学校は東京都桧原村を校区とするローケーションで、東京というイメージからかけ離れた環境にあります。しかし、その教育活動は実にアグレッシヴ且つスマートです。半歩先を行くバランス感覚がいい。具体化で力を発揮する保護者や地域の支援者たちとつくる“チームあきる野”の存在が大きい。子どもたちが居住する地域とのつながりを自らの活動で紡ぎだしている。見習うべきと肌で感じました。
「東京都立あきる野学園養護学校」という名称は平成9年の開校時の理念に添うものではないらしく、校長先生からいただいた名刺には「特別支援学校 都立あきる野学園」とありました。「校門のプレートにも養護学校と入れていません」とのこと。やはり平成9年開校の私の勤務校も“学園”と称しています。また、帰りの電車の中で校長先生の名刺をあらためて見ると「東京都」の次に「日本一やさしい学校」とポップ体で入っていることに気がつきました。心に響く言葉こそ人の気持ちを動かすと考えている私にはこの言葉が意味するところを知りたいと思いました。
公開研究会の後は「筆子 その愛 天使のピアノ」が上映される中野区のZEROホールに行きました。上映前に山田火砂子監督のお話もあって映画の印象はさらに大きくなりました。全編にあふれる温かい眼差しに涙が止まらないくらいでした。上映後に拍手がわき上がる映画は初めてでした。
あきる野市は東京らしくない“田舎”でしたが空気がきれいでした。都心の空気はちょっと息苦しいほどでいつになく汚れていると感じました。ウールのコートはその空気を吸って臭います。ワイシャツの襟と袖口の汚れは黒色でした。NHKの鳥インフルエンザの特集番組を観た後だったので東京の脆弱性を思わずにはいられませんでした。
南の風のホームページのアクセスカウンターの40000を自分で踏んでしまいました。そういえば30000もそうだったような気がします。勤務校のホームページのカウンターも12345を踏みました。そのわりに運がいいとは思えないが・・・ 40000のカウンターの写真を撮ろうとしたらKissDXのファインダーの中でMacBook Proのモニタの直線が曲がっていて、そうそうとマクロレンズに着け替えました。直線も直角もきっちり撮ることができました。さすがマクロというところです。

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