日別アーカイブ: 2007-11-14

“かぐや”

三重大学教育学部附属中学校の公開研究会に佐藤学さんの講演があることを思い出して調べたら今日が参加申し込みの締め切りでした。もちろんすぐ申し込みをしました。講演のテーマは「協同する学びによる授業の改革ー学びの共同体を求めてー」です。彼の言葉は私の中に真っ直ぐ入ってきます。今回、どんな話を聴くことができるかとても楽しみです。楽しみ、というよりも彼の言葉に飢えているという方が当たっています。
申し込み時に当日参観の授業と研究協議会の教科を伝えておくことになっていて、私は、音楽と国語の授業を参観して音楽の研究協議会に出席することにしておきました。十数年前に私は同じく三重大学教育学部附属小学校の公開研究会で音楽科の研究協議会の司会をしばらく担当していたことがあります。司会といっても助言者のいない運営でけっこうたいへんでした。大学の附属学校は実験的な教育研究を行うことが宿命のようなところがあり、その頃の三重大学附属小学校の音楽科は創作に取り組んでいました。ちょうど学習指導要領に創作が取り上げられたときで、今でこそNHK-TVの「ようこそ先輩」などでそのような授業もいくつか紹介されるようになりましたがそれこそ実験的な内容でした。5月、初夏の日差しが強くなってきた頃の研究会で、紺色の制服が暑そうな子どもたちを思い出します。
(ここまで昨日記。cocologがメンテナンスで操作できず本日アップとなりました。)
今夜、NHK-TVで“かぐや”が撮影した月を特集した番組がありました。今日の朝刊各紙は“かぐや”が撮った月から見た地球の写真を載せていてました。ところが私が見た3紙はずいぶん色がちがっていてほんとはどんな色だろうと思いました。でも、地球はやはりきれいですね。宇宙から地球を撮影したビデオ映像を映すとそれだけで癒しの空間になります。ところで、この“かぐや”というネーミングは聞くたびに素敵だとしみじみ思います。なんとやさしい、やわらかな響きだろう。大学で初めて講読した古典が『竹取物語』で、とりわけ思い出深い作品です。
今朝のニュースで日本人ヴァイオリニストがミャンマーの難民キャンプでバッハを弾いているシーンがありました。国連難民高等弁務官事務所の招待とのことです。その演奏がとても崇高に思えました。