日別アーカイブ: 2005-06-18

日常と非日常の両義性

■出張で木曜日に200㎞、金曜日に300㎞と走ってさすがに疲れました。県立学校の出張範囲は全県下となるのでたいへんです。今日は今日で伊勢と南島町に行ってまた150㎞走りました。南島町の港で白のミニを止めて海を見ている人がいました。絵になるシーンでした。
■夕方、書店で久しぶりに車の雑誌を見ました。その時間に“非日常”を感じていました。フェラーリは夢のまた夢だけど、こんな車を作ろうと脈々と続く熱い想いを受け継ぐ人たちの時間と私の時間はちがうのだろうなと、ふと、思いました。こんな車に乗ったらどこに行くのだろう…胸騒ぎがする!
■金曜日は伊賀つばさ学園に行きました。開校10年目の養護学校でとても落ち着いた学校でした。そこでの会議…私が所属する県立学校教頭会研究委員会学校教育部会は高等学校における特別支援教育を研究テーマに取り上げることになりました。生きにくさや勉強のしずらさでしんどい思いをしている生徒への支援のステップのひとつにしてもらえたらと切に願うところです。軽度発達障害は決して“軽度”ではありません。適切な支援がないとしんどさは生涯続きます。LDやADHD、高機能自閉症等への国家的レベルの支援はまだまだこれからです。支援のための社会的な資源があまりに少ない。だから学校の先生ひとりひとりができるところから始めなければならない。
■夜、久しぶりに夕食を作りました。何でもないレシピだけど朝からずっと考えていました。こんなことってほんとに楽しい。料理の盛りつけやテーブルのメイキングといってもただ料理や箸を並べるだけですが、そのときがいちばん充実感を覚えます。土日しか料理をすることができなくなってしまって、でも、通勤のドライブがその代わりをしてくれているのかも知れないと思っています。日常と非日常の行き来、自分の中にある日常と非日常の両義性の意味の大きさを思う。