今日のポコ・ア・ポコ

■2月の日曜日のポコ・ア・ポコがありました。9家族のみなさんに来ていただきました。お子さんは10人、9人のお母さんとスタッフが5人です。少人数だったからでしょうか、とても落ち着いたひとときとなりました。ひとりひとりのお子さんとのアイコンタクトの時間も十分取ることができました。ひとりのお子さんのシャボン玉が完全に消えるまでその子の前にいることができました。こんなことがとても大事。音楽と私の声の大きさも控えめにして、私の動作の静止のサインも控えめにして、子どもたちひとりひとりが音楽の文脈を見つけ出せるように心がけました。子どもたちはセッションの文脈をしっかりとらえてくれて感激しました。終わりのボールのやりとりも充実した今今でした。
■夕方、古本屋に行って本を見て回りました。今日は『インナーチャイルド 改訂版 本当のあなたを取り戻す方法』(ジョン・ブラッドショー著 新里里春監訳 NHK出版 2001)を買いました。これは「交流分析療法の理論とその技法、そしてアダルトチャイルドの概念を統合して、一般の人にもわかりやすい理論と技法を縦横に駆使して誰にでも使えるワークブック」にしたものとのこと。「子どもには、無条件に受け入れてくれる親が必要だ。自分が必要とされていることを核心することで、自分を信じ、他人を信頼することができるようになる。親の愛を得るために感情を抑制しつづけた子どもは、怒りや心の傷をかかえたままおとなになる。無視され、傷ついた『過去の内なる子ども』つまりインナーチャイルドが、人間の精神的苦痛の根源なのだ。私たちは自分の力でこのチャイルドを再生し、本来の自然の子どもを取り戻すことができる。」(同書 カバー) アメリカ的な発想だと思う。文化のちがいを感じます。でも、こうした精神分析の手法が現在の日本の社会でニーズとされてきていることもまた事実だと受け取っています。
■夜、NHK-ETVの「夜回り先生」をビデオに録画しました。追い詰められた人たちの姿と声が水谷先生の言葉から浮かび上がる。また思うのだ。日本は文明国なのかと…
■ここのところ私は膨大な言葉の情報に取り巻かれていて自分の言葉をみつけるのにあくせくしています。明日は精神科医のレクチャーを聴きに行きます。言葉は文脈に乗って語られるものです。自分の言葉をみつけるということは自分の文脈をみつけるということです。でも、今はたくさんのいろんな言葉を知りたいときです。心に響く言葉で語り合えることが学校の先生に必要な能力です。

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