サハラ砂漠の砂

■朝からウォーターマンの万年筆、エキスパートCTが届いて早速サウスシーブルーを入れてみました。あれ?色がちがうではないか。タクトゥールはやっぱりフロリダブルーがペン内に残っていて混ざっていたのだ。エキスパートで書くサウスシーブルーは鮮やかだ! 南の海の色だ。エキスパートのニブのサイズはM=中字で日本語を書くにはかなりの太めといわれますが漢字もおおらかに書けていい。フランクリン・コヴィーの紙質はサウスシーブルーとの相性もよくてすらすら書けてすっと吸うけど滲まない。これを文化というのだと思う。和紙と墨との関係と同じだ。そして、ブラスベースのずっしりと重いエキスパートはどんな字をどんなふうに書いてきた人たちを想定してデザインされたものだろうかと思うのだ。ネットショップに「砂漠の砂紋をボディに書き出したようなモダンなデザインは、神秘的な光沢を放つメタリックラッカー仕上げ。」とある。砂漠の砂紋のボディから南の海の色のインクがさらさらと流れるのはミスマッチかも知れない。でも、砂漠のイメージは嫌いではありません。
■東京の書店でサハラ砂漠の砂を買ったことがあります。赤っぽい細かなさらさらとした砂が5センチくらいの試験管みたいなガラスの容器に入っていてコルクの栓がしてあります。鞄に入れてずっと持ち歩いていた時期がありました。エキスパートはブルーです。夜の砂漠はこんなこんな感じなのだろうか…。「アラビアのロレンス」やインディー・ジョーンズのシリーズに代表される「第三世界」への欧米のベクトルは心理的にどう説明されるべきものなのだろうと考えるときがあります。
■木曜日の帰りに書店に寄ってサーフィンとオートバイの雑誌を買いました。先週には自転車の雑誌を買って、昨夜はクラプトンのCDを買いました。これまで、これをしないと、人生、後悔をするだろうなといろいろしてきました。オートバイもトライアスロンも音楽療法もそうですが、サーフィンはまだしたことがありません。椎間板ヘルニアがあるのでちょっとむずかしいかも知れません。
■三菱自動車のCMで「愛しのレイラ」の冒頭を聴いて、なぜかこれはエリック・クラプトンだと思いました。ところが私はクラプトンをよく知らない。CDで全曲を聴いて後半のピアノの部分があることも初めて知ったくらい。でも、そう思った。これはエリック・クラプトンだと。

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