夕刊

朝から2~3週間分の新聞の切り抜きをしました。紙面をていねいに見ると何時間もかかってしまうので早朝から取りかかりました。切り抜いた記事は30くらいでしたが結構セレクトしての数です。新聞は紙1社、デジタル2社と契約をしていますがデジタルであっても紙面で読むビューアーをよく使います。テキストの見出しだけでなく紙面全体を見るほうが私にとって大事な記事を見つけやすい。不思議なものです。

8月頃にずっと夕刊を見てないことに気づいて新聞販売店に電話で聞いたところ、なんと、私が住んでいる地域は夕刊の配達がなくなったということでした。5月に。そうか、その頃は右足首を骨折していて新聞の切り抜きどころではなく新聞そのものもほとんど見ずにいたので夕刊が配達されなくなったことに気づかなかったわけです。知らずに新聞販売店に電話で尋ねたことが恥ずかしいやらおかしいやらでした。

夕刊は前々から文化関係の記事が多くてそれが楽しみでした。今、紙面ビューアーで夕刊の紙面を見るとやたら懐かしい。文芸や美術、哲学、映画、演劇、社会学系の記事が織り込まれたように並んでいるのを見ると落ち着きます。インターネットもない頃、地方で育った私には新聞はまたとない情報源でした。とりわけ夕刊の文化関係の記事は文字通り文化の香りをふんだんに伝えるものでした。本の広告は今もそうですが1面下に縦書きで並んでいて時には切り抜きもしました。大学生のときも新聞を購読していて友人もやはり何人か購読していました。そういう時代だったのでしょう。

伊那毎日新聞の54年間の全発行紙面はアーカイブとなっていて閲覧を申し込むと無料でインターネット上で読むことができます。上伊那地域の教育も研究の対象となっているのでこれがとてもありがたく役立てています。管理している会社には感謝しています。こちらです。

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