ヴィターリ*シャコンヌ ト短調

SNSでヴィターリのシャコンヌ ト短調が耳に入って聴き入ってしまいました。これはただごとではないと。YouTubeで高橋亜衣が弾く同曲を聴くに及んではその音の張りと表現の明晰さに惹き込まれました。手元に置いて車で聴きたいと調べましたがCDなどの媒体は出ていないようで残念至極。仕方なくiTunes Storeで聴き比べてもなかなか決まらずYouTubeを見るとDeucalion Projectというチャンネルで「ヴィタリのシャコンヌ聴き比べ」がありました。この中のヤッシャ・ハイフェッツの演奏がすごかった。流麗かつ強靭でカモメが風に逆らいつつも空をめくるめく舞うような浮遊感があって彼の持ち味が十二分に発揮された演奏だと思います。でも、今日の私には高松亜衣のシャコンヌが身近です。録音もあると思いますが張りのある音がとてもいい。演奏者には不本意なことと思いますがここしばらく闘うような演奏が聴きたいのです。

この曲は私には10年練習しても弾けそうにない。でも、楽譜を注文してしまいました。

先月、第九の練習の前に同じ施設にあるミュージックルームを1時間借りてバイオリンの練習をしました。久しく構えたことすらないブランクがあって如何ともし難い無理無理感がありましたが“音害”を気にすることなく音を出すことができて1時間はあっという間に過ぎてしまいました。音階練習をしただけですがなぜか濃い時間となりました。音階練習と好きな曲を弾くというメニューでしばらくというかエンドレスで続けたいと思う。

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