この一か月

昨年末といっても12月半ばに不覚にも倒れて前頭部をけがをしたことがありました。前頭部はすでに2回けがをして縫ったことがあるのでこれで3度目かと妙に冷静で「縫うほうが治りが早いな」と思って病院を探したところ夜間は救急搬送でないと受け入れられないとわかって止血しただけで翌日病院に行きました。「昨日だったら縫ったけど傷はふさいでいるのでこのままにしましょう」と、これは予想通りの所見でした。今回よかったのは病院でCTを受けて何も異常がないことがわかったことでした。けがの影響よりもその前から時々あった頭痛がCTでわかる範囲ではあるものの異常がないことがわかって一安心しました。倒れた日まで2週間余り、睡眠時間が4時間前後の日が続いて相当疲れが溜まっていたことが考えられます。それでも眠くなかったのは余計に危険な兆候だったと思っています。以来、とにかく睡眠時間をたくさん取ることにしてせっせと横になるといってもそうそう眠れるものではありません。やっと数時間の睡眠で落ち着いてきました。そして、やりたいことはできるうちにやっておこうと大晦日には近隣の雪山に登りました。頂上近くの稜線では雲間からほんの少しのぞいた陽光に霧氷と凍った霧というのかダイヤモンドダストなのだろうか、きらきら輝きながら舞う光景と棘のように伸びた夥しい霧氷を見ることができました。この1か月はけっして大げさでなく甦りのひと月だったと思います。X-Pro3はけがをしなかったら買わなかったカメラです。先週末の3連休には3年ぶりに京都に行って嵯峨野を散策して濃い時間を経験しました。元旦にはグニラ・ダールベリ/ピーター・モス/アラン・ペンス著 浅井幸子監訳の『「保育の質」を超えて 評価のオルタナティブを探る』(ミネルヴァ書房 2022)が届いて遅々として進みませんがたいへんなことが書いてある本にちがいないと少しずつ読んでいます。毎日毎日、不確実性に翻弄されている感がありますがそれゆえ面白いと思っています。

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