日別アーカイブ: 2018-09-09

いつか論じたいバイクの文化

名古屋のバイク用品店に行ってきました。駐車場に車を止めると建物の上に掲げられた看板にしばし目が点になってしまいました。100円ショップ、ディスカウントスーパー、バイク用品店、全国ネットの中古バイク店と並んでいました。中に入ると数え切れないほどのバイクの列のすぐ横にスーパーのレジが並んでいました。そのスーパーのとなりは100円ショップでした。訪れる人たちはその光景に見慣れているのかわざわざ見渡すようなことをしていません。でも初めての私は驚きました。バイクの販売の低迷やリターンライダーの増加などバイクを巡る状況は日々動いています。そうした状況が人をして為さしめた光景がこれなのだろうか。店の前にはバイクに乗った人たちがコンスタントに訪れて社交の場の様相を呈していました。駐車場に並んだバイクも店内の中古バイク店に並んだバイクもそのほとんどがカスタムが施されています。その数々のバイクを見ているとバイクという乗り物の魅力と不思議さをあらためて思いました。かく言う私も先週はアールズギアのスリップオンマフラーが届いて天気が回復次第取り付けたいと虎視眈々としています。私をしてそうさせてしまうバイクとはどんな乗り物、モノなのだろうか。その答えが見つかるまでバイクに乗り続けていつか論じたいと思う。それは身体性をキーワードとした文化論としていきたい。

2階のバイク用品店は広いフロアで地方ではなかな目にすることがない豊富な品揃えで勉強になりました。また、カタログ落ちなどのお買い得品はそうして実際に店に行かないとわかりません。今回はイエローコーンの昨年モデルの秋冬用ジャケットをお手頃価格で入手することができました。前後や腕周りまで装飾の文字などが入って相当目立つはずです。胸のプロテクターも調達したのでサイズはボディコン並みです。バイクは風を受けやすいので走りを堪能するにはちょうどいいサイズ感です。秋冬用の本革のグローブがやっと見つかりました。手に馴染むグローブは最初からしっくりきます。即決でした。

今夜の毎日放送制作の「情熱大陸」はシリアで子どもたちのサポートを行っている松永晴子さんでした。テーマは教育支援です。教育の営みの生々しさとダイナミクスが伝わってきました。そんな今日届いた本の1冊は、三時眞貴子・岩下誠・江口布由子・河合隆平・北村陽子編「教育支援と排除の比較社会史 「生存」をめぐる家族・労働・福祉」(昭和堂 2016)です。教育はいろんな角度から、ときには角度を定めないまま、もっともっと論じられていい。