この社会が向かう先は?

丸一日、日曜日の講演の準備をしていました。テーマは「医療的ケア児に対する就学・学校生活支援」です。セラピストが中心の研修会なので教育の説明と思っていたのですが、資料に当たれば当たるほど医療的ケアの子どもの支援を巡る動きのダイナミックさがわかってきて病弱校勤務時の情報も手繰り寄せることになりました。病気の子どもの支援も同様で国が何歩も先に進んでいて自治体レベルの現場が追い付かない状況です。また、資料を作っていてこの4月に参加した日本在宅医学会で得た知見がたいへん役立ったことも不思議な縁です。医療的ケアの子どもの支援を巡るダイナミックな動きも然り、社会の変化を現役の頃以上に感じるのはどうしてだろうと思います

先月は某エネルギー関連会社の株主総会に出席してみました。株主総会を始めて経験しました。会場入り口には原発の再稼働に反対する運動団体がのぼりを立ててビラを配り、テレビカメラも何台か見かけました。総会では原発を再稼働することへの賛否の意見を聴きながらふたつのことを考えました。ひとつは、大企業といえども市民レベルの個々の賛同を得られないときは方針転換せざるを得なくなるだろうということ。もうひとつは、日本の現状を高齢化と人口減少を切り口としてシビアに検討しなければ取り返しのつかない事態を招くのではないかということでした。終わって会場の外に出たとき、自分なりに広い視野をもち、様々な情報をできる限り思い込みなく正面から考えていきたいと思いました。この社会はどこに向かおうとしているのか・・・

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