空の色

ここしばらく週末がまとまって空いていることがなくて、この週末も明日から長野に出張です。調べると長野市はJRでも意外に時間がかかることがわかりました。自宅からは5時間余の行程です。ホテルに缶詰めの3日間ですが今回はランニングシューズを持って行きます。

このところ空が高く澄んで山も田畑も色鮮やかで見ていて飽きません。デジカメはそうそう持ち合わせてはいないのでiPhoneで空の写真を撮っています。ウエザーニュース・タッチで空の写真を送ることもあります。そして、今年の夏はとりわけ空がきれいに感じられるのはどうしてだろうと、ふと、考えたりもします。そんなこともあってか、自然のほかの色に目が止まることが多々あります。そして、これはベルビアの色だ、プロビアかな、これはコダクローム調などとあれこれ考えます。フィルムを使っていた頃はフィルムの色調がすべてといってもいくらいで、いい換えると欲しい色によってフィルムを選んでいたわけです。ベルビアは今も私のイメージカラーのひとつで圧倒的な存在感があります。EOS5Dmk2のカスタム設定のひとつはベルビア調にしてあります。そんなふうにデジタルはカメラの設定やレタッチで欲しい色が出せるようなオールマイティーと思われがちですが、デジタルはそう簡単ではないから困ったもの。特定のカメラでしか撮れない絵があるように思います。ああこれだと自分の目に適う絵、色調はもちろんのこと、コントラストや解像感、輪郭などの線の細さ、合焦ポイントから外れていくデテールの滑らかさ、等々、受光素子の特性や画像処理エンジンのチューニングなどはフィルムを換えてどうなるというようなものではないように思います。こうなると次々とカメラを揃えなくてはならない羽目になりますが、運良くこれだというカメラやレンズと出会うことがあります。しばらくこれでいこうとなるわけです。他にも気になるカメラはありますが、それは、見ない、見ない。

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