11月の日曜日のポコ・ア・ポコ

11月の日曜日のポコ・ア・ポコは7家族のみなさまに来ていただきました。小さなグループだと思いがけない一面を見せてくれるお子さんもいて微笑ましく思いました。新型インフルエンザが流行している今、ポコ・ア・ポコのひとときがとても貴重な時間と感じることがありました。冬になると季節性のインフルエンザも流行してくるでしょう。これまでのように集うことができるでしょうか。
ポコ・ア・ポコが終わってスタッフとカッチーニの「アヴェ・マリア」の話になりました。近々歌う機会があるとのこと。歌詞は「アヴェ・マリア」だけだから覚えるのが楽でいいねとの談笑です。私のカッチーニの「アヴェ・マリア」コレクションはさらに増えて12演奏になりました。歌は、KOKIA、山田英津子、本田美奈子、鈴木慶江、スミ・ジョー、キャサリン・ジェンキンス、松浦千賀、器楽は、久石譲&新日フィル(オーケストラ)、淑野裕香子(Vn)、古野光昭(Cb)、宮本笑里&宮本文昭(Vn & Ob)、須川展也(Asax)です。編曲も持ち味もそれぞれですが、楽曲がシンプルなだけに続けて聴くとアーティキュレーションの勉強になります。
今夜、NHK-ETVで「ピアニストの贈り物〜辻井伸行・コンクール20日間の記録」が放送されました。彼の練習やリハーサルの映像は初めてで興味深く観ました。彼が全盲であることはよく知られていますが、その映像からは彼の音楽の捉え方と演奏の構築における彼の感覚の統合の仕組みが伝わってくるように思いました。音情報を空間的に捉えているということです。音をよく聴こうとして仰ぎ見るような、そして、身体を360度回すような動作は誰でもします。ときには両手を広げる。彼はそうした身体の動作を巧みに取り入れて、単に聴覚情報だけでなく、音空間を全体として捉えているのではないでしょうか。空間というと視覚的広がりにもつながる捉え方です。彼のお母さんが美術館で絵について語って聴かせたというエピソードを思い出します。彼の演奏はそうした体験をベースとして視覚情報と聴覚情報とを彼の内なる空間で統合させることで生まれてくるのではないでしょうか。この番組で私がいちばんの聴きどころと思ったのはシューマンのピアノ五重奏曲でした。生々しいほどの演奏でした。
MacBook Pro G4 12inchのHDDからジリジリという音が出るようになってきました。使い始めて4年と2か月です。HDDの寿命がきていてもおかしくありません。できるだけ早く作業に取りかかりたいのですが、HDD換装の手順とデータ移行が難しい。G4の頃はユーザーが自分でHDDを換装することは想定されていなかったのでしょう。現行のMacBookはドライバー1本で数か所のネジを操作するだけです。データ移行もTime Machineでスムーズとのこと。換装の技術的な資料はほぼそろったので次はHDDの調達です。

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