映画「私の中のあなた」

映画「私の中のあなた」(原題 MY SISTER’S KEEPER)を観ました。始まって間もなくして、これはたいへんな映画を観ることにしたものだと、最後まで観ることができるだろうかと思いました。白血病の子どもの家族の話で、様々なことが想起されて涙が止まらず、観終わった時には疲れ切っていました。この映画は裁判のシーンもあって台詞がたいへん重要となっています。作者と脚本家は誰に何を喋らそうとするのか、どの台詞も聞き逃せないというか、字幕なので見逃せない。原作とは終わり方が異なるとのことですが、映画はうなずけるエンディングと思いました。「確かなことは素晴らしい姉がいたこと 姉と心がつながっていること」こんな言葉だけで心の整理がつくものではありませんが、他にどんな台詞があるのか、今日観てすぐは思いつかない。原作もすぐには読めそうにありません。

この映画の俳優は誰もが素晴らしい演技をしていて、また、文化のちがいを感じました。11歳のアナが弁護士に依頼するシーンと裁判で証言するシーンはとりわけ際立つ個人の自立の在り様が描かれていたように思います。気持ちのいいものでした。音楽は音の美しさが際立っていました。

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