京都 柳月堂

行けたら行きたいと思っていた京都に行ってきました。暑くもなく寒くもなく、雨もほんの一時ぱらぱらとしただけという、観光ではない今日の旅の目的に集中できる絶好の条件がそろっていました。いちばんの目的は名曲喫茶、柳月堂でした。
柳月堂の高い天井と広いスペースは家庭では聴けない音楽を聴かせてくれます。高性能のオーディオシステムは個々の楽器の音を解像して聴きたい音を聴かせてくれます。今日はベートーヴェンのピアノ・ソナタ「月光」、シュトラウスの「美しき青きドナウ」、私がリクエストしたモーツァルトのピアノ協奏曲第20番(ブレンデル&マリナー)、チャイコフスキーの「悲愴」に文字通りひたりきって聴き入りました。柳月堂は一時閉店したこともあるとのことですが、店内に「since 1953」とあるように半世紀以上も音楽を聴く場を提供しています。ノーベル物理学賞の益川教授も常連とか。ここで得たインスピレーションがいかほどのクリエーションに結ばれたことかと思いました。脳の洗濯とは言い過ぎか。
写真は柳月堂のレシートで次回のチャージ料がサービスになるというもの。データは、OLYMPUS E-P1+M.ZUIKO D 14-42mm ED、ASA400、P-mode、+1.7、JPEG です。レシートの下は京都出町柳の地図で、いかにも見せようという意図が前面に出て落ち着きに欠けます。この写真で難しかったのはレシートの白、ピュアホワイトの感熱紙の質感で、+1.7補正はモニタで確認して設定しています。JPEGはレタッチで崩れるのでシャッターを切るときの設定が全てです。この写真もリサイズのみです。今日はOLYMPUS E-P1を追い込んで使いました。E-P1は写真を撮る道具としては趣味の域のものと思います。デジタル一眼レフのようにはいかない。でも、趣味の域ということではデジ一では撮れない写真が撮れる道具でもあります。ボディやインターフェイスで詰めてほしい点もいくつかありますが趣味性の高さだけでない+αの実力もあると思います。14-42mm EDのマイクロ・フォーサーズ専用レンズもボケがやわらかくてきれいです。
Rgd090922

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