自転車が生みだす多様性

土曜日曜とミュージック・ケア初級総合研修三重会場の3日目と4日目でした。昨日は朝から雪が降っている地域もあって心配しましたが受講予定のみなさん全員がそろいました。午後は宮本先生の理論の時間でした。ミュージック・ケアが実技とともに理論も充実して学術的な構造性のレベルを上げて来ていることは実に頼もしい限りです。宮本先生と私は同じ大学を出ているのでお送りする車ではなつかしい京都の話となりました。下宿代が4,000円!…そんな頃の話です。研修は4日目の昨日で30曲全曲を終えることができて、受講のみなさんはもちろん、スタッフも大きな達成感がありました。いつもながら充実した研修です。
今日は市の休日診療所に行くことがありました。診療所内の駐車場は満車、隣接の駐車場も8割くらい埋まっていました。診療所の待ち合いは立って待つ人もいて混み合っていました。受付の方は手を止める間もなく、書類やモニタに目をやりながら受け答えをしたり電話をしたりと見るからにたいへんでした。私が診療所にいた間に生活がたいへんそうな何組かの家族を見かけました。生きることがあまり器用でない人たちという言い方になるでしょうか。知的面の障がいも見受けられました。どんな毎日を送っているのだろうか、仕事はあるのだろうか、などと考え始めるとやりきれない気持ちになりました。この閉塞感をどうとらえようか。昼はファーストフードになりました。
午後はMacと仕事でした。ワードのファイルから一太郎のファイルにテキストをコピー&ペーストという作業で、Mac OX+MS WordとMac+Windows+一太郎との組み合わせでサクサクとはかどるのは愉快でした。Macのマウスは疲れにくくてなかなかよい。
仕事の合間に思い出したことがあってネットで検索をしたら興味深いことがわかりました。検索ワードは「自転車 牽引 リヤカー」です。ミュージック・ケアの研修のスタッフでセッションの道具を自動車を使わずにどうやって運ぶかという話をしていて、スーツケースに入れて1時間歩いたことがあると聞いて、自転車でリヤカーを引っ張ったらどうだろうと思いついたからです。今はアルミの使いやすいリヤカーが何種類も販売されています。でも、検索してみると自転車で牽引するトレーラーがあるというアメリカの情報をヒットして驚きました。1台の自転車で3台のトレーラーを牽引している写真までありました。あと、手で引くキャリーとしても使えるトレーラー等々、欧米の発想はスマートでデザインもなかなかのもの。アジアの発想もまたおもしろいものでした。自転車で冷蔵庫や自動車まで運ぶ写真にも驚きました。ニューヨークの自転車盗難防止策もパワー・オブ・アメリカ?を彷彿とさせる驚きの光景でした。ワイヤーではなくごつい鎖で自転車をロックするのです。それもお国柄か。自転車は将来性も多様性もある魅力的なツールだと思っています。それにしてもこのサイトはおもしろい。

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