「赤とんぼ」と「故郷」

夜、久しぶりにピアノを弾きました。曲は「赤とんぼ」と「故郷」で、歌とヴァイオリンの伴奏譜です。3度の平行移動は指に力が入らなくて弾きづらく、しかも指が同時に下りないものだから音楽にならない。基礎練習からやり直さないと奏でるところこまでいかないと痛感しました。でも、ピアノを弾く機会があることはいいことです。音の構成がシンプルなだけに音作りに集中できるというもの。少し混じる新しい音が光る編曲です。「故郷」は茨城県つくば市の研修で聴いた家田紀子の歌のピアノ伴奏が忘れられません。CDアルバム「宵待草」の「故郷」とはちがう編曲ですがきっと同じ人の手によるものだと思います。編曲によって、また、歌い方によって曲は別もののように聴こえるものです。神崎ゆう子の童謡「きゅん」と「ふわり」もそうです。
ところで、今回の選曲は2曲とも3拍子だというところがおもしろい。2拍子文化の日本で日本語を乗せる旋律が3拍子で馴染むところが実におもしろい。西洋の音楽の3拍子の浮遊感とはまるでちがう時間の流れがあります。子どもたちはこの2曲をどんなふうに奏でるのだろう。合わせるときがほんとに楽しみです。だから、練習・練習・練習です。

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