日別アーカイブ: 2008-02-15

『すべては音楽から生まれる』

今週は雪、雪、雪の毎日で、weathernewsの情報に一日に何度もアクセスする毎日でした。4時起きの気象チェックも1週間続くとさすがにまいります。それでも雪はやっぱり好き…ですね。週末も雪とのこと。明日は東京行きなのでゆっくり雪をながめているわけにはいかず、交通機関への影響がないことを祈るばかりです。明日持って行くカメラ+レンズはkissDX+tamuron A16でバッテリー1個と4Gのメディア1枚という最小限のコンビネーションです。レンズキャップもはずして布袋に入れてブリーフケースに放り込んで行きます。
朝刊の本の広告で茂木健一郎の『すべては音楽から生まれる 脳とシューベルト』(PHP新書 2008)を知って、明日の新幹線で読む本はこれだと早速書店に寄って買ってきました。まるで私のために書かれたような表題で音楽療法の関係者なら読まずにいられなくなります。
映画「ピアノの森」の中でいちばん難しいとされるのはショパンですが、あの映画の音楽の主役はやはりモーツァルトのピアノソナタK.310の第三楽章です。コンクールのステージでカイがネクタイと靴を投げ捨てて立って弾くシーンは鮮烈で、意図的にドラマチックに演奏しているサウンドトラックも新鮮です。バッハのイタリア協奏曲もこのサウンドトラックが音楽構造を紐解くような知的な印象があって実に面白い。名演奏も新しく創造されてあるべきものと思います。