日別アーカイブ: 2006-06-04

笑顔いっぱいコンサート

■朝から団地の一斉清掃、そして、管理組合の事務処理と、昼過ぎまで慌しく過ぎました。家に帰るとさすがに疲れていましたが午睡もなかなかできないテンションが続いていました。
■昨日、勤務校の開校10周年記念行事でミニコンサートをしました。「にじのむこうに」「こうえんにいきましょう」「てをたたこ」「はらぺこあおむしのうた」「シアワセ」「こどもがいっぱいわらってる」「ともだちになるために」そして、アンコールは「アイアイ」です。子どもたち、卒業生、保護者、きょうだい、家族のみなさんの笑顔が会場いっぱいに広がりました。
■養護学校の先生のその場の居方(いかた)に私はあらためて心を打たれました。自分だけが楽しむのではない。子どもを乗せるためでもない。その場、空間の意味を子どもたちといっしょに、ともに、受け止め共有する。子どもの主観をはっきりさせるメッセージを送り、肯定する。そして、自分と子どもの主体が入れ替わるような心理的な交感(交歓)、つまり、間主観性の関係をいともあっさりと築いてしまうのです。子どもも安心して笑顔になれます。空間が幸せを感じる豊かなものとなります。先生がいちばん輝くのは子どもといっしょにいるときです。
■今回、歌のおねえさんと準備をする中、調性の設定でいくつか気づかされるところがありました。「ここをこの音で歌いたい」というところから全体の調性を設定したのは「こどもがいっぱいわらってる」でした。オリジナルのホ長調は変ホ長調となりました。「はらぺこあおむしのうた」は嬰ハ長調です。何調でも歌う、歌える歌手はそれだけ技術もあってオールマイティです。でも、この歌をこんなに歌いたいという思い入れがある歌は、音楽的にどうのこうのという以上に聴く人にアピールするものがあるように思います。そのことで歌のおねえさんのメッセージがより多く、深く伝わったのではないでしょうか。ピアノでいうところの黒鍵が主音の調は、やや硬質ながら芯がはっきりした華やかさがあります。それだけ聴く人を惹き付けます。25分という限られた時間のコンサートの構成としてひとつのスタンダードになるスタイルだったと思います。私にとっては音楽の力を再認識する機会でした。自分のスタイルをもった人との共演?競演?は勉強になります。
■先週、通勤ドライブでずっと聴き続けたのはMALTAの「サマーベスト」でした。MALTAのサックスのテンションは私のそれと共鳴します。このテンションはまだまだ続きます。