プチポコとグールド

■“学校”は夏休みに入りました。今年の夏休みは44日あります。障害があるお子さんのお家はたいへんです。ポコ・ア・ポコは昨年の半分しかできませんがぜひお出かけをと思っています。
■昨日、ポコ・ア・ポコ サマーセッションの1日目がありました。午前中はプチポコで小グループのセッションです。お子さんは3人2家族で、久しぶりにピアノを弾いて歌ってのひととき、昨年はこうして始めたのだなぁとなつかしく思いました。ポコ・ア・ポコの初心、原点のようなものがあります。私にとってとても大切な時間です。
■自分で弾いて歌ってというとき、子どもたちとの距離、スタンスを自在にとれるということではピアノよりギターが適しています。ギターの練習をもっとしなければ!と、深夜、アンプなしでエレキギターを爪弾く…
■この3連休にたまっていた新聞の切り抜きをしていました。大学の独立行政法人化の記事がたくさんありました。障害児学校が独立行政法人化されるようなことは今しばらくはないと思いますが、その機能がお子さんの居住地のコミュニティーに移されることは考えられますし、私はそうあるべきだと思っています。これから変化の時です。子どもたちにとって何がいちばんいいのかという視点で私なりのビジョンをもちたいとあれこれ考えています。新聞の切り抜きはおもしろい!
■本もおもしろい! 近くの古本屋は私好みの本がたくさんあって、この連休には『ディズニー方式が会社を変える』(ビル・カポダグリ&リン・ジャクソン著 弓場隆訳 PHP研究所 2002)を買ってきました。夢を物語ることの大事さは共感するところです。民間企業の経営のノウハウを自治体の行政サービスに活かそうという動きには賛成するものの、学校という教育現場ではプラスαが必要だと思っています。この本にはそれがあります。SCSEのキーワードはウォルト・ディズニーによるものだとか。そうだろうな!
■久しぶりにバッハがききたくなってグールドのバッハをきています。もし、私がピアニストとしてやっていくなら、コンサートピアニストではなくグールドのように人知れず暮らしてレコーディングをするピアニストになるだろうなと思う。コンサートホールで何千人もの人を前にピアノを弾く意味は何なのだろう。個別的な音楽の場、空間というものの意味とそれに介入することの意味は検討されるべきだと思います。

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