ドリームストーン

■水曜日の夕方、近くのガソリンスタンドで給油中に車から降りると道行く人や車が目に入りました。いつもの見慣れているシーンなのに、どういうわけかすべてが美しく見えました。コートの襟を立てて急ぐ人、自転車に乗って遠ざかる人、赤信号で停まる車、みんなみんな、それぞれに行くべきところがあるのだ。こんな日常、いつも繰り返されていることなのに、どうしてそんなにも美しく見えたのだろう…
■伊勢の近鉄宇治山田駅前の明倫商店街に行きました。そこは映画『千と千尋の神隠し』の飲食街みたいなとてもレトロな空間です。物心がつく前から明倫商店街にはよく連れて行ってもらいました。初めて迷子になったもの明倫商店街です。なじみの店もいくつかって、でも、閉店してしまってそういくつも残ってないのですが、声をかけてもらうとうれしいものです。八百屋の宮下でイタリア産のエクストラ・バージンのオリーブオイルを格安で見つけました。“DEL PAPA”というブランドでなんと1リットル460円! 暖房などない冷える店先です。成分が分離していました。ずっとずっと、ずーっと野菜や果物たちといっしょに並んでいたのでしょうね。今、家のキッチンのカウンターで分離もなくなってすっくと立っている四角い壜は頼もしいオリーブオイルのあの色で佇んでいます。イタリアからは長旅です。こうして極東の国の片田舎のキッチンでキャップを開けられることになるとはイタリアのオリーブ畑の育ての親も思いもよらないことでしょう。でも、ここでイタリア産のトマトと出会うことになります。なんだかドラマを感じますね!
■FAX付の電話機を買いました。三重ミュージック・ケア研究会を始めた途端に必要となってきました。そうか、EmailじゃなくてFAXなんだ! インターネットを使ってなくてもFAXならコンビニからでも送れる。ハードコピーが残る。楽譜も送れる。そういえばテレビのCMで坂本龍一がFAXで楽譜を送っていたなぁ…
■電気炊飯器も買い替えました。IHとはなんだ! 炊飯のボタンを押すとファンが回ってまるでコンピュータみたいな音がします。ほんとに炊飯器なのか? 仕組みはよくわからないけどとにかくご飯が炊ける。美味しい! お米の形がはっきりしていて中までしっかり味わえる。
■ジョー・サトリアーニのアルバム『THE EXTREMIST』をセコハンショップで見つけました。1992年だから10年も前のもの。でもきき応えは十分。さっそくVAIOのHDDに録音してききながらキーを叩いています。アップテンポのテンションが高い曲ほど好きだ。彼はその頃からアイバニーズのギターを使っているようです。頑強な芯のある音がいい。彼のシグネチャーの最新モデルJS200はシャンパンゴールドで、1つ前のJS1000の深いブルーのモデルの方が気に入っているのですが暗いステージではシャンパン・ゴールドがライトに映えるだろうな…。でも、音楽療法のセッションにはちょっと使えない。音楽療法にはストラトキャスターがいいと思う。あの音はあの形からしか生まれ得ないのだろうね。とても懐かしい音です。
■“十六茶”のペットボトルに付いてくるドリームストーンにはまっています。今日のドリームストーンは当たりでした。深いブルーに花崗岩のような無彩色の結晶が入っていてすごくきれいだ。ドリームストーン…夢を信じよう。

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