バイク談義

昨日は所用で出かけるときにバイクで行きました。週末の天気があやしくなってきて計画しているツーリングに行けなかったらバイクに乗るのはいつになるだろうと思ってのことです。天気もよく気温も高い。春秋用のジャケットとグローブ、そして厚手のジーンズというスタイルです。そのelfのジャケットは私の体にぴっちりとフィットしています。バイクに跨ると腕も細身なのでミラーで後ろが確認しやすい。走りだすと冬用のジャケットに比べて受ける風が少ないばかりか抵抗が少なくて風が滑らかに流れていく感じがしてそれがとても気持ちのいいものでした。バイクが軽く感じられるし信号待ちなどで止まると左足がべったりの足つきでした。こんなに足つきがよかったのだろうか!?と不思議に思うほどでした。

先日、大阪モーターサイクルショーでスズキのキャップを購入して早速かぶっていたら同じテーブルの私より少し若い男の人から「スズキに乗っているんですか?」と声がかかりました。それから小一時間、バイク談義となって他の話題も含めて興味深く聴かせていただきました。鈴鹿サーキットの第一コーナーで「スピード落とせ」と無線で何度も言われて何だろうと思っていたらそのまま砂利に突っ込んでマシンをダメにしてめちゃくちゃ叱られた、コースに出ると自分が今どこを走っているかわからない、コーナーが多い6キロの鈴鹿はコースを覚えるだけでもたいへんでバカは走れない、等々。私はバイクはバイクでも自転車のロードレーサーで鈴鹿サーキットのコースを走ったことがあってそれはよくわかりました。コーナーの底から見るコースは「壁」のように聳えていて、コース取りを云々するはるか前段階で迷子になっているようでした。ただ走るだけでも難しい。そのコースで自分とマシンのポテンシャルをリアルタイムで最大限コントロールするのは至難の業だ。8耐にメカニックとして参戦したこともあるというその男の人は身振り手振りもなく静かに語りました。彼のiPhoneにはかつて乗ったというマシン写真が保存してあって見せてくれました。今はスクーターを所有するのみとのことでしたが8耐は観戦されるとのことで「鈴鹿で会いましょう」と名前も連絡先もお互い聞かずに別れました。

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