ピアノ・トリオな秋

これまでピアノ・トリオも聴いてきたはずなのにここしばらく無性に聴きたくなってCDを探っていたらヨーロッパのピアニストの演奏がいくつか出てきました。これがとてもいい。探せばApple Musicでもたくさんあってこれは秋の夜長の音楽とした次第。なぜかイタリアのピアノ・トリオが身近に聴こえます。ミケーレ・デ・トロやステファノ・ボラーニがなんともいえない音の深みに誘う。この秋冬はピアノ・トリオで“決まり”かもしれません。静謐とシンフォニックという紙一重のスリリングな演奏形態が聴く人を惹きつけるように思います。

先週から東京JAZZ 2015の放送が始まりました。こちらはもちろん全編ライブで臨場感があってなかなかの観もの聴きものです。ジャンルはジャズだけでなく幅広く、今、コンテンポラリーの音楽が聴けて邦人プレーヤーの活躍も頼もしい。今回は東京フィルも登場してドラムはなんとスティーブ・ガットでした。サイモン&ガーファンクルのセントラルパークのコンサートの彼のドラムは耳元から離れない。1981年、34年も前のこと。いつか行きたいと思っている東京JAZZ、退職しないと行けそうにない!

それにしても音楽を聴くためのシステムはこれからどうしていこうかと思案中です。iTunesの資産は3台のMacを経て今は自作Windowsで落ち着いていますが、Apple Musicに手を出したところ、時にiTunesのレスポンスが落ちることがあって、また、使い方によってはCDから取り込んだデータが消えることも起こり得るとのことで気を揉んでいます。ではGoogle Play Musicはどうかということで試用中です。iTunesのライブラリは15,000曲余りもあって“デジタルロッカー”にアップするのも時間というか日数がかかりますがネットがつながればどこでも聴けるようになるのは嬉しい。こんな世の中になるとは想像すらしなかった世代なのに使っている自分が少し面白くもあります。

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