日別アーカイブ: 2013-03-31

NHKスペシャル「魂の旋律〜音を失った作曲家〜」

夕方、自宅がある団地のブロックをバイクで回って少しばかりリフレッシュしました。Marin Lombardはシクロクロスなのでどんなポジションでも安定して乗れるバイクで、今日は空気圧も規定+少々に抑えたのでクッション性もあって快適でした。ちょっと高めにセットしたミニエアロバーも上々の使い勝手で申し分ありません。ドロップハンドルのサイズも少々狭い方が全身でバイクを操る醍醐味があって、エアロバーも空力的にどうのこうのというのではなくバイクとのスリリングな一体感が誘う極上の感覚が文句なく最高です。セッティングはほぼ終わったのでもう少し暖かくなったら遠出もしましょう。

NHKスペシャル「魂の旋律〜音を失った作曲家〜」は佐村河内守の壮絶な創作の姿と音楽の奥深さ、そして、音楽を視覚的に伝える制作手法が相俟って圧倒的な密度でした。「交響曲第1番HIROSHIMA」はここしばらく忘れていた音楽の感性を思い出させる構成のように思いました。そして、こうして身を呈して音楽を創作する人が同時代にいることに驚きもしました。今、この時に作曲するということはどういう行為でどういう意味があるのか、深く問いかけられていると受け止めています。音楽を行為とすること、例えば、私にとっては音楽療法がいかほどの意味や価値を有するのか、そうした事象が根源ともいえるところまで追求されているのかどうか、いささか懐疑的だからです。音楽に謙虚であること、すべての人に謙虚であること、そのスタンスを自らのありのままにとれること、それがすべてに大切なこと。佐村河内守の音楽はそう教えてくれる。