日別アーカイブ: 2012-07-01

音楽、音楽、音楽

今日、ミュージック・ケア初級総合研修三重会場が5日間の全日程を終了しました。研修生のみなさん、お疲れさまでした。回が進むにつれて研修生からの質問が多くなっていつしか実践モードに入っているようでした。セッションを重ねることで真の成長があります。研修生のみなさんの健闘を心から祈っています。三重ミュージック・ケア研究会もバックアップしていきます。8月5日のポコ・ア・ポコに続いて例会を行います。
先週は東京に3日間の出張でした。東京は涼しくて雨も降らず、ホテルから国立オリンピック記念青少年総合センターまで歩く十数分は清々しいものでした。国立オリンピック記念青少年総合センターは東京オリンピックの選手村跡地に建設されたちょっとノスタルジックな瀟洒な建物です。今年は2階のカフェの明治神宮の森が間近に迫る広い窓の席でしばし非日常の空間を堪能しました。そこは高校生や大学生が多く集まり、外国人の姿も多く、会社員と思しき人たちも“自ら響く”力を感じさせる。学校とはちがう学びの空間があるように思う。こんな空間は地方にはちょっとない。
東京でよく目にするのは楽器のケースを持った人たちです。ギターはもちろんのこと、バイオリンとサックスが多いかな。チェロも。小さな子は分数バイオリンの小さなケースを持って足早にどこかに向かって行く。人ごみの中のそんな光景を私はたまらなく愛おしく思ってしまう。音楽は自分自身と語るもの。音楽は自分自身を語るもの。音楽は語るべき自分を作り、守らせるもの。もう30年前のこと、大阪のピアノの先生の言葉を思い出す。