iPhone4S etc

2か月待ってiPhone4Sが来ました。iPhone3GSの設定やデータをMacにバックアップしてiPhone4Sに移行しました。2年4か月使った3GSは故障もなく使用上のストレスもなかったのですが32GBの容量がほとんどなくなっていたのでiPhone4Sの64GBは頼もしい限りです。また、モニタは驚くほど精緻で反応も速い。マットブラック塗装のハードケースに入れるとGOLLAのケースから不意に滑り落ちることもなくホールド感もなかなかのもの。モニタ面は3GSと同様に保護シートを貼らずに精緻でスムーズな見え方と反応に直に触れるようにしています。こうしたインターフェースやデザインは本来の物理的な性能以上に大切だとつくづく思う。呼び出し音は引き続いてアメリカのテレビドラマ「24 CTU」のインターコムです。「ピピッ・パッ・ポー」という音は心持ちを引き締める。
先週末に自宅のテレビをやっと薄型に買い替えました。店頭では付加機能を比べながらも最後は画面のきれいさで決めました。ほどよいシャープネスとコントラスト、華やかながらも疲れない程度の色彩。画面の設定で調整できるもののハードの“もって生まれた資質”は根本的に変わらないと思っています。ハードの仕上げのチューニングはメーカーの哲学です。私のチョイスは銀塩フィルムでいうと富士フィルムのプロビアだと思い当たって、プロビアの設定が腑に落ちた次第です。写真フィルムメーカーのノウハウは実は相当なものと思っています。結果、29インチのブラウン管から40インチの液晶になりました。画面は細部までくっきりと映し出して発色もよく、映像の造り込みの意図までもが伝わってくる。観ていて考えることが多くなった。しかし、録画しても観る時間がない(>_<) 学生の頃、NHK-FMの「現代音楽の時間」のテーマ曲はウェーベルン編曲のバッハ「音楽の贈り物」で印象的でした。先日、その曲が無性に聴きたくなって探したのがブーレーズ指揮の「コンプリート・ウェーベルン」でした。いっしょに買い求めたアンドレアス・シュタイヤーの古楽も緻密な音楽です。隅々まで整った静謐な音楽は時間の流れの速さまで変えてしまいそうに思う。

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