4月、新年度明けに

新年度明けの4月1日は空も一段と明るくなって柔らかな光に満ちているように思いました。被災地ではとりわけ春が待ち遠しいことと察します。
この1日から私は新しい職に就きました。席が1メートルほど移動しただけなのに丸々別モードです。展開のスピードを超えるイマジネーションを働かせて調和をとりつつ、斬新な発想も活かしていきたいと考えています。
先月末には延びていた東京行を文字通り敢行しました。首都高や幹線道路は車が少なくて目的地まであっという間に着きました。ガソリンは並ばずに満タンにすることができました。店は賑わっていたものの水という水は売り切れ、コンビニからはアイスクリームがなくなっていました。夜は暗い街でした。2月に行った東京とは大きく異なる印象を肌身で感じました。文明の大きな節目を迎えているといっていいでしょう。私は決して悲観主義者ではありません。正しく危機感を持つことは必須と考えています。前に進むのみです。
今日は思いがけず高級輸入車の販売店に行くことがありました。カイエンや911、AMGベンツがショールームにありました。6台でいっぱいのショールームはブティックというべきか。これはそうめずらしくはないでしょう。でも、その店はデザインがとてもシックで統一感がありました。「色は3色まで」とデザインしたとか。基調はダークブラウンです。そして、そこかしこに配置された花が無機質な車の印象を一面和らげ、一面際立たせる。走行距離1万キロ以下の“極上”のスーパーカーしか取り扱わないというポリシーを貫く。デフレの中でこうしたビジネスモデルにニーズがあるのも興味深い。東京や大阪のお客さんが多く、ネットで見てわざわざ四日市まで現車を見に来るのだとか。今日はドイツ車ばかりだったのでイタリア車があるときにまた行ってみたいと思いましたが、そのビジネスモデルを実現したオーナーが何よりの経営品質の勉強でした。
高速道路の帰路、夕空がとてもきれいでした。淡いやさしい色彩のグラデーションでした。

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