誰だって幸せになりたい

■@niftyから入会8周年のお知らせのメールが届きました。8年前というと1996年、Windows95全盛期にWindows3.1でニフティ・サーブのフォーラムを使い始めました。IBMのThinkPad535E、Windows95でホームページを開設したのは1998年のこと。この10月で6年になります。“南の風”のサイトは私の情報発信の場です。たくさんのアクセスをいただいて感謝しています。
■今夜、NHK教育放送の「ETV特集」で「ディスレクシア・英国の実践」が放送されました。具体的なサポートが公教育でシステム化されているところが高く評価できます。イギリスと同様“先進国”であるはずの日本ではようやく特別支援教育の場でサポートがシステム化されようとしているところです。20年以上のギャップがあります。軽度発達障害の子どもたちへの理解とサポートも明日からではなく今日から求められていることを教育関係者は認識して自分にできるアクションを起こさなくてはなりません。そして私は、今、本人への障害の告知について考えることが多くなっています。誰だって幸せになるために生まれてきたのだ。がんばることとがんばらなくていいいことを具体的に子どもが腑に落ちるように知らせることも教育者の責務ではないのでしょうか。得意な分野での成功を褒めて自分を愛する気持ちを育まなければならない。番組でも成功体験の積み重ねの大切さがアピールされていました。大切なのは本人の気づきです。子どもひとりひとりの歩みにどこまで寄り添えるのか、そこが教育者のセンスです。本人への告知、本人の気づきと受け容れ、心の“問題”についても番組は取り上げています。これらがシステム化されているイギリスの教育制度はすばらしいのだけどそんな子たちを支えるのは先生ひとりひとりなのだ。先生との関係性の確かさが子どもを支えるベースになっているのです。
■ABBAの「チキチータ」を聴くたびにユニバーサルデザインの音楽だと思ってしまいます。「チキチータ」はスペイン語で「ちっちゃな女の子」の意味とのこと。ユニバーサルデザインということは何かうれしいことがあったときも落ち込んだときも聴けるということ。
■動き回る子どものスナップ写真を何枚かカメラ店でプリントしました。子どものふだんの姿を写す写真はピントもブレも二の次で、タイミングと構図が写真を決めるファクターです。オートフォーカス一眼レフでは追い切れないショットと思いました。私は高校までレンジファインダーを使っていてその頼もしい機動力を時々思い出します。
■古本屋で神立尚紀の『撮るライカ』(光人社2004)と『ライカ通信№10』(枻出版社2003)を買いました。ライカはカメラも高いが本も高いから古本屋頼みです。ライカの本を読むと自分の写真の原点を教えられる思いです。
■ようやく涼しくなってきました。でも、曽爾高原のススキの穂はこれからでした。ススキの穂が風になびくころ、また行きたいと思います。

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